[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「「天皇賞・春」はディープ産駒が不振」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「「天皇賞・春」はディープ産駒が不振」

2017/04/27

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「「天皇賞・春」はディープ産駒が不振」

4月30日と5月7日のWIN5は、いずれも対象5鞍のうち4鞍がオープンクラスのレースという豪華な構成です。

4月30日のWIN5は天皇賞・春。11年以降に限ると、JRA、かつ天皇賞・春を除くG1で3着以内となった経験がない馬は〈0 1 3 62〉と苦戦しています。

さらに、父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬だった馬は11年以降〈0 2 1 37〉。また、父にディープインパクトを持つ馬も11年以降〈0 1 0 9〉と人気を裏切りがちでした。傾向も加味するならば、今年はキタサンブラック、シュヴァルグラン、レインボーラインあたりを重視すべきでしょう。

ただし、5〜8枠の馬は11年以降〈0 4 2 53〉と勝ち切れていないうえ、そのうち前走がJRAのレース、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が2位以下だった馬は〈0 2 0 45〉。前出の3頭はいずれも前走で出走メンバー中1位の上がり3ハロンタイムをマークできていませんから、外枠なら評価を下げたいところです。

5月7日のWIN5はNHKマイルC。別表でも指摘しましたが、10年以降は中山や阪神の重賞で好走経験のある馬が優秀な成績を収めています。また、前走が皐月賞だった馬を除くと、前走の単勝人気順が5番人気以下だった馬は10年以降〈0 0 2 50〉。さらに、前走の4角を8番手以下で通過した馬は10年以降〈0 2 3 56〉、前走がJRAの重賞でなかった馬は10年以降〈0 1 0 29〉と、それぞれ苦戦していました。

楽しみなのはガンサリュート、ボンセルヴィーソ、モンドキャンノ。さほど人気にはならないと思いますし、3頭ともおもしろい存在だと思います。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2016─2017」(ガイドワークス)が好評発売中。