[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「天皇賞は重馬場&外枠が波乱のカギ」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「天皇賞は重馬場&外枠が波乱のカギ」

2017/04/27

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「天皇賞は重馬場&外枠が波乱のカギ」

今年の天皇賞・春は、良馬場の軽い馬場だったら人気サイドで決まりそうです。天皇賞は「スピード」が重要なレース。高速馬場で「スピード」を持続できる距離を競う種目になりやすいのです。よって、スピードの裏付けとなる芝2000メートル重賞実績も重要。

過去5年、2000メートル重賞で連対経験のあった馬は複勝率30%、複勝回収率189%になります。

12年、トーセンジョーダンが2着。

13年、フェノーメノが1着、トーセンラーが2着、レッドカドーが6番人気で3着。

14年、フェノーメノが1着。

15年、ゴールドシップが1着、フェイムゲームが7番人気で2着、カレンミロティックが10番人気3着。

16年、キタサンブラックが1着、カレンミロティックが13番人気で2着。

今年は、キタサンブラック、サトノダイヤモンドが1、2番人気でしょうが、キタサンブラックは昨年の勝ち馬です。母父サクラバクシンオーの血はスピードの持続力勝負に強い馬。キタサンブラック以外にもトップカミングも京都芝外回り重賞で連対していますし、兄のショウナンバッハも芝中距離重賞で実績を残しています。

サトノダイヤモンドの母マルペンサも高速中距離が得意な南米競馬の名血。キタサンブラック同様、母馬はスピード血統なのですが、京都の長距離G1はむしろ「スピード」が重要なのです。

ただし、重い芝で外枠を引いた場合は、危険度が上昇します。穴を狙いたいなら、雨が降ることと、外枠に入ることを願うしかありません。逆に言えば内枠は有利。過去5年の当レースで、6番人気以下で馬券になった6頭中4頭が1〜3枠でした。

ところで、キタサンブラックはサンデー系×サクラバクシンオーの配合ですが、この組み合わせは安定して活躍馬を出しますね。

NHKマイルCに出走予定のモンドキャンノも母父がサクラバクシンオーで父がサンデー系。同レースを勝ったグランプリボスもサクラバクシンオーとサンデー系の配合馬です。

また、NHKマイルCは昔からフレンチデピュティの血に相性のいいレース。アウトライアーズは母父フレンチデピュティ。アエロリットの父は当レースを勝ったクロフネ。父父はフレンチデピュティです。


◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2017」(KADOKAWA)が好評発売中。