[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「マーメイドSはバンゴールを狙う」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「マーメイドSはバンゴールを狙う」

2017/06/08

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「マーメイドSはバンゴールを狙う」

今年上半期のJRA GⅠは残すところ6月25日の宝塚記念だけ。しかし、今週や来週もおもしろい傾向の重賞が組まれています。

今週末6月11日のWIN4は牝馬限定のマーメイドS。12年以降の傾向を見ると、前走がJRAの重賞だった馬は〈0 0 3 17〉と連対できていません。そもそも、12年以降の連対馬10頭は、いずれも同年にJRAの重賞で4着以内となった経験がなかった馬。上半期の古牝馬重賞戦線で健闘した馬は過信禁物です。

また、同じく12年以降は、前走から中5週以上だった馬が〈0 1 1 15〉。臨戦過程に余裕のある馬は苦戦していました。

さらに、前走の着順が9着以下だった馬は〈0 0 2 25〉、前走の単勝人気順が7番人気以下だった馬は〈0 1 3 31〉、前走の馬体重が480キロ以上だった馬は〈0 1 0 18〉。極端に近走成績が悪い馬や、馬格がありすぎる馬も評価を下げるべきでしょう。

注目はバンゴール。休養明けの前走は度外視できますし、このレースが合うタイプだと思います。

WIN5のエプソムCは若い馬や近走成績のいい馬を重視したい一戦。傾向からもわかるとおり、11年以降に連対を果たしたのは、4歳以下の馬と同年の重賞で5着以内に好走していた馬だけです。

なお、前走2着以内、かつ前走の単勝人気順が1番人気だった馬を除くと、前走が重賞以外のレースだった馬は11年以降〈0 1 0 37〉。また、前走の馬体重が500キロ以上だった馬も11年以降〈0 1 2 28〉と勝ち切れていません。

信頼できそうなのは、休養明け2戦目のアストラエンブレムと、前走が好内容だったデンコウアンジュ。あとはマイネルハニー、フルーキーにもチャンスはあると見るべきでしょう。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「コース別 本当に儲かる血統大全2017−2018」(ガイドワークス)が好評発売中。