[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「「天皇賞・春」3着以内は成績不振」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「「天皇賞・春」3着以内は成績不振」

2017/06/22

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「「天皇賞・春」3着以内は成績不振」

今年の宝塚記念は特別登録を行った馬がわずか11頭。これは同日のWIN5を攻略するうえでも重要なポイントと言えます。各レースの出走頭数やメンバー構成にもよりますが、WIN1〜4はふだんより手広く買ってよさそうです。

WIN4のパラダイスSは実績馬が優勢。13年以降に好走した馬の大半は、前年以降の重賞やオープン特別で好走経験のある馬でした。

ただし、東京芝1400〜1600メートルのレースにおいて優勝経験がない馬は、13年以降〈1 0 0 15〉といまひとつ。能力の高さだけで押し切れるような短距離馬は、サマースプリントシリーズに向かっているはずですから、コース適性が高くない馬はたとえ実績上位でも評価を下げましょう。

WIN5の宝塚記念は天皇賞・春との関係性がポイント。同年の天皇賞・春で3着以内だった馬は12年以降〈0 0 1 10〉とまったく信頼できません。また、傾向からもわかるとおり、12年以降の優勝馬5頭はいずれも前走の4角通過順が4番手以下。両方の条件に引っ掛かるキタサンブラックやシュヴァルグランは過信禁物だと思います。

なお、JRA、かつ2000〜2200メートルのGⅠかGⅡにおいて、優勝経験がない馬は12年以降〈0 0 1 38〉。さらに、前走がJRAのレース、かつ前走の単勝人気順が3番人気以下だった牡馬、および騸馬は12年以降〈0 1 0 32〉でした。前々走以前の実績、特に距離や格が近いレースにおけるパフォーマンスを重視したいところです。

これらの条件をみごとにクリアしているのはミッキークイーンくらい。あとは前走の大阪杯で単勝2番人気馬(マカヒキ)とほぼ同じ水準の支持を集めていたサトノクラウンも同等以上に評価していいでしょう。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「コース別 本当に儲かる血統大全2017−2018」(ガイドワークス)が好評発売中。