[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「近年の「CBC賞」は5歳馬が活躍」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「近年の「CBC賞」は5歳馬が活躍」

2017/06/29

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「近年の「CBC賞」は5歳馬が活躍」

今週末に行われる2重賞は、どちらも難解な印象を持っている方が多そうなレース。もっとも、近年の傾向どおりに決まってくれるとすれば、しぼり込みはそう難しくありません。

WIN4のCBC賞は、まず「高松宮記念組」に注目したい一戦。12年以降に限ると、同年の高松宮記念において7着以下だった馬は〈0 0 0 8〉ですが、6着以内だった馬は〈2 1 2 2〉と安定しています。

さらに、同年の高松宮記念で6着以内だった馬を除くと、4歳以下だった馬は〈0 0 1 14〉、6歳以上だった馬は〈0 1 0 32〉。つまり、近年のCBC賞で3着以内となった馬の大半は、5歳馬か高松宮記念で好走した馬なのです。

なお、12年以降は前走で4角8番手以下だった馬も苦戦していました。これらの条件を全てクリアしている馬は何頭か出走してくると思いますが、近走の内容などまで加味するなら、今年はアルティマブラッド、シャイニングレイあたりを重視すべきでしょう。

WIN5のラジオNIKKEI賞は実績馬を素直に評価したほうがよさそう。JRAの重賞かオープン特別において5着以内となった経験がない馬は、13年以降〈0 0 1 27〉と優勝争いに食い込めていません。

また、JRA、かつ2000メートル以上の特別において8着以内となった経験がない馬も13 年以降〈0 1 1 35〉。マイル前後のレースばかり使われてきた馬は過信禁物だと思います。

そして、傾向からもわかるとおり、13年以降の優勝馬は前走の4角を5番手以下で通過した馬ばかりでした。

今年はGⅡで連対経験のあるサトノクロニクルやマイネルスフェーンが出走予定。この2頭は距離適性や脚質にも不安がなく、素直に信頼してよさそうです。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「コース別 本当に儲かる血統大全2017−2018」(ガイドワークス)が好評発売中。