[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「メラグラーナの巻き返しある!」 ツイート 2017/06/29 競馬で要求される能力の方向性は一定ではありません。そして能力を引き出すためのトレーニングの方向性も一定ではないのです。「タフな馬場で走るためのトレーニング」と「軽い馬場で走るためのトレーニング」は相反する部分があります。 タフな馬場の能力を強化すれば、どうしたって軽い馬場で走るための能力は強化できないのです。 特に、競馬は、アスリートとしての進化が人類に比して圧倒的に進んでいる競技。例えば、歴史的名馬セクレタリアトは、ボクと大して年齢は変わりませんが、すでに孫もほとんど走っていません。 競走馬は「絶対的能力のレベル」も人類よりはるかに進んで拮抗しているため、「絶対能力」よりも「能力の方向性」が勝負を決めるシーンが多いわけです。 だからこそ、先にも書いたように「強化する能力の方向性」も重要になります(もちろん、トレーナーの実力も拮抗していれば、ですが‥‥)。 今年のダービー、オークスをどちらも勝たせた藤沢調教師は「直線でスピードを伸ばす」トレーニングでも先駆者。血統的には「重巧者」と呼ばれるタフな血統馬でも、速い上がりを引き出せるように仕上げられます。 その一方で、いざタフな血統の管理馬が重い芝に出走すると、案外な敗北を喫するシーンが何度も繰り返されました。 なお、今年のダービー、オークスで藤沢厩舎が勝たせた馬は、ヨーロッパの名血が核となる血統。サンデーの血も持たない馬です。そんな馬でも、直線でサンデー系をも封じ込めるスピードを発揮したのは藤沢厩舎のトレーニングのたまものと言えるでしょう。 藤沢厩舎の考えを尊重しているノーザンファームも「軽い馬場でスピードを発揮する」トレーニングに寄っています。 例えば、今週末のCBC賞に出走予定のメラグラーナはノーザン育成馬。同馬は芝1200メートルに7回出走して4勝。馬券圏外に敗れた2回は、ともに2桁着順の大惨敗と、わかりやすい戦歴の馬です。 さらに、2度の敗戦理由も、実にわかりやすく、単純に重い馬場。いずれも、良発表ではない馬場でした。 CBC賞は、前走の高松宮記念(13着)と同じコースですが、軽い馬場なら巻き返すでしょう。 ◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。 タグ: 亀谷敬正,一攫千金穴馬ドリル,競馬,予想,ブログ,コラム,2017 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [愛媛県] [茨城県] [茨城県] [宮城県] [東京都] [岡山県] [三重県] [富山県] [岐阜県] [静岡県]
競馬で要求される能力の方向性は一定ではありません。そして能力を引き出すためのトレーニングの方向性も一定ではないのです。「タフな馬場で走るためのトレーニング」と「軽い馬場で走るためのトレーニング」は相反する部分があります。
タフな馬場の能力を強化すれば、どうしたって軽い馬場で走るための能力は強化できないのです。
特に、競馬は、アスリートとしての進化が人類に比して圧倒的に進んでいる競技。例えば、歴史的名馬セクレタリアトは、ボクと大して年齢は変わりませんが、すでに孫もほとんど走っていません。
競走馬は「絶対的能力のレベル」も人類よりはるかに進んで拮抗しているため、「絶対能力」よりも「能力の方向性」が勝負を決めるシーンが多いわけです。
だからこそ、先にも書いたように「強化する能力の方向性」も重要になります(もちろん、トレーナーの実力も拮抗していれば、ですが‥‥)。
今年のダービー、オークスをどちらも勝たせた藤沢調教師は「直線でスピードを伸ばす」トレーニングでも先駆者。血統的には「重巧者」と呼ばれるタフな血統馬でも、速い上がりを引き出せるように仕上げられます。
その一方で、いざタフな血統の管理馬が重い芝に出走すると、案外な敗北を喫するシーンが何度も繰り返されました。
なお、今年のダービー、オークスで藤沢厩舎が勝たせた馬は、ヨーロッパの名血が核となる血統。サンデーの血も持たない馬です。そんな馬でも、直線でサンデー系をも封じ込めるスピードを発揮したのは藤沢厩舎のトレーニングのたまものと言えるでしょう。
藤沢厩舎の考えを尊重しているノーザンファームも「軽い馬場でスピードを発揮する」トレーニングに寄っています。
例えば、今週末のCBC賞に出走予定のメラグラーナはノーザン育成馬。同馬は芝1200メートルに7回出走して4勝。馬券圏外に敗れた2回は、ともに2桁着順の大惨敗と、わかりやすい戦歴の馬です。
さらに、2度の敗戦理由も、実にわかりやすく、単純に重い馬場。いずれも、良発表ではない馬場でした。
CBC賞は、前走の高松宮記念(13着)と同じコースですが、軽い馬場なら巻き返すでしょう。
◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。コンビニのコピー機でも予想を配信(Eプリント 亀谷で検索)。