疾風！ボートレース「電撃スタート一発　小林が高配当連打」

　山梨の第99期生・小林泰のホームプールは多摩川である。小林は最近3年間に計712走したが、うち126走が多摩川の水面だった。ほぼ6走に1度はここを走り、1着22 本、2着22本。2連対率34.9％。3走すれば1度は2連対に絡む航跡を残してきた。

　そしてその配当は驚くほど高く、5月1日のGW開催第5R。2コースからトップスタートを決めて大西英一を差し、人気の石渡鉄兵を4着に沈めたレースが3連単1万5390円。5月4日第5R。イン逃げ一気に再び石渡を3着に落とすと、これがまた1万8040円の高配当だった。

　さらに正月開催の1月8日第8R。大外6コースから差し切り一発、もののみごとに鈴木茂正らを着外に沈めたレースが、3連単3万2370円の波乱を呼んだのを思い出す。

　この小林が6月5日（水）～10日（月）の「多摩川一般戦」に出場する。正月開催、GW開催に続いて今年3度目の多摩川参戦だが、実は小林は新期4.81の勝率しかあげられず、3期連続のA2級からB1級へと滑り落ちた。A2級返り咲きにはホームプールで勝率を上げなければ話にならない。多摩川での平均スタートはコンマ14の電撃。必ず気合いの飛び出しを見せて高配当を連打するだろう。

　なお、小林の次走地は15日～20日の「徳山一般戦」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周