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天才騎手・横山典弘と藤沢厩舎「2度目の絶縁」全内幕(1)何の説明もなく降ろされた | アサ芸風俗

天才騎手・横山典弘と藤沢厩舎「2度目の絶縁」全内幕(1)何の説明もなく降ろされた

天才騎手・横山典弘と藤沢厩舎「2度目の絶縁」全内幕(1)何の説明もなく降ろされた

2013/06/11

天才騎手・横山典弘と藤沢厩舎「2度目の絶縁」全内幕(1)何の説明もなく降ろされた

 武豊と日本ダービー。05年のディープインパクト以来、8年ぶりに大舞台を制した天才の姿に、日本中のファンは胸を熱くした。だが、光あれば影あり。土壇場で不参戦を余儀なくされ、失意に沈んだもう1人の天才騎手が「師弟絶縁レース」にゲートイン。悲しみのスタートを切っていたのである。

 キズナが1着でゴール板を通過し、下馬した武豊(44)が検量室に戻ってくると、満面の笑みをたたえた横山典弘(45)が真っ先に駆け寄って抱きつき、祝福した。この大レースでの騎乗がかなわなかったのに‥‥。

 中央競馬最大の祭典、日本ダービー(5月26日・東京2400メートル)は1番人気キズナのほか、皐月賞馬ロゴタイプ、同2着エピファネイア、同じく3着のコディーノという実力馬が人気を集め、結果、武が最多記録を更新する5度目の勝利を飾った。

 連対候補の一角だったコディーノの主戦は、天才肌の騎乗センスを持つ関東NO1ジョッキー、横山。ところが、本番の鞍上は外国人騎手クレイグ・ウィリアムズ(35)に変更されていた。この乗り替わりを巡り、華々しいダービーの裏で冷戦が勃発していたのである。

 横山は新馬戦から皐月賞まで、コディーノの6戦全てにまたがった。5月5日、NHKマイルチャンピオンシップ(GI)でフラムドグロワールに騎乗した横山はレース後、

「ダービーはコディーノで頑張ります」

 と、意気込み十分に語っていたほどだ。

 だが、まさにその日、コディーノが横山ではなくウィリアムズでダービーに臨むことが明らかになった。美浦トレセン担当のトラックマンが言う。

「横山は(コディーノを管理する)藤沢和雄調教師(61)から直接通告されず、マスコミ報道で初めて乗り替わりの事実を知り、ショックを受けたそうです。コディーノがダメならNHKマイルで騎乗した、同じ藤沢厩舎のフラムドグロワールに乗ってもよさそうなものですが、これも北村宏司(32)が騎乗することに。ダービー当日の目黒記念(GII)に出走したルルーシュにも横山がずっと乗っていましたが、ウィリアムズに差し替えられた。突然、干される形となったのです。過去にも何の説明もなく騎手を降ろしたり乗り替わることは、藤沢厩舎ではしょっちゅうあった。それがまかり通ってきたんです」

 北村も藤沢厩舎の馬の調教に乗って他の厩舎の依頼を断っているのに、その週のレースで乗り替わり、ということもあったという。

 この不可解な乗り替わり劇、無言の絶縁通告を巡っては、美浦トレセン関係者が「聞こえてくるのは横山に同情的な声ばかり」と話すように、泣くに泣けない事情があった。前出・トラックマンが解説する。

「コディーノは新馬戦(12年8月12日)から東京スポーツ杯2歳ステークス(12年11月17日)まで3戦連続で1800メートルを使ってきました。ところがなぜか、朝日杯フューチュリティステークス(12年12月16日・中山1600メートル・GI)に出走した。全てはここから始まったのです」

 通常、(ダービーなどの)クラシックを狙う馬が叩き台となるレースで距離を短縮するなどということはしない。本来ならラジオNIKKEI杯2歳ステークス(12月22日・阪神2000メートル・GIII)、京成杯(1月21日・中山2000メートル・GIII)、あるいは共同通信杯(2月10日・東京1800メートル・GIII)などを使うのが定石である。