[水戸正晴の競馬予想ブログ]サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ダコールは前走を使われ一変」 ツイート 2013/07/04 福島で行われる「七夕賞」は、過去5年で7番人気以下が4回も勝利を収めているハンデ戦。一方、中京に舞台を替えた「プロキオンS」も昨年は12番人気馬が勝利。今週は両重賞とも大荒れ決着になるかもしれない!? この七夕賞も一筋縄で収まらないことで、よく知られる重賞だ。小回り福島でのハンデ戦。先のラジオNIKKEI賞と同じく、まぎれがあって当然というわけだが、異なるのは2000メートルの距離で争われること。ポイントはこのへんだろうか。 差し、追い込みが決まりやすくなるからだが、有力どころの多くは、そうした脚質。エクスペディション、ダコール、ナリタクリスタル、マイネルラクリマ、ユニバーサルバンクといったところだが、人気を背負っているだけに、互いに牽制し合って出方をうかがうはず。それだけに穴党としては先行勢に目をつけてみたい。有力勢は仕掛けどころを間違うおそれも十分あるからだ。 では展開を読んでみよう。逃げたいのは、ラッキーバニラか。ケイアイドウソジンもそのクチだが、ダイヤモンドSでは無理して(途中から)逃げて失敗しており、今回は控えるはずだ。逆にバニラは、この時、先手を許しただけに大敗(15着)を喫している。つまりドウソジンとしてはバニラに先導役を譲り、番手で機をうかがうと見た。 ドウソジンは一昨年のダイヤモンドSの勝ち馬だが、その後はパッとせずハンデは恐らく55キロ止まりだろう。これなら実績のない小回り福島でも楽に2番手で先行できるはずだ。とはいえ両馬とも状態がイマイチ。持てる力を存分に発揮できるとは思いにくい。 期待したいのは、タムロスカイだ。顔ぶれからこの馬が3番手につけると思われるからだ。流れは平均ペース。前を行く2頭をにらみ、牽制し合う人気勢を尻目にマイペースの競馬を保てるはずだ。ならば勝機があっていい。ベスト距離は1800メートルで、2000メートルは7戦して1勝。この馬には長い印象は拭えないが、この流れ、展開が味方となれば話は別だ。 前走のエプソムCは13着に敗れたが、これは前々走のメイSを勝った反動がモロに出た格好だった。下見所では落ち着きがなく、イレ込みも見られた。2走ボケと見ていいだろう。ただ、13着といっても勝ち馬とはコンマ8秒差。今回巻き返しは十分可能なのだ。 ハンデは、顔ぶれから判断してメイSと同じ55キロではないだろうか。重くても56キロまで。背負う斤量が手頃とあっては、ますます競馬はしやすくなる。 母タムロチェリー(阪神JF、小倉2歳S)は平坦コースを得意としていたが、スカイも母譲りで小倉と相性がいい。福島は初めてになるが、合っていると見てよさそうだ。良馬場条件に大いに期待したい。 連は有力どころへ手広く流してみたいが、ダコール、ネオブラックダイヤ、ファタモルガーナは逆転候補として見てもいい。 ダコールは、休み明けの前走を使われて気配がグーンとよくなった。その前走と同じ56キロならチャンスも十分。ネオブラックダイヤは、軽ハンデ(53~54キロか)が魅力。そして久々になるファタモルガーナは、鉄砲駆けの実績がある。早くからここが目標。“一発”があっていい。 プロキオンSは、なかなかの好メンバー。各馬に大きな力の開きはなく、見応え満点の競馬が展開されそう。狙ってみたいのは、ファリダットだ。前走はドバイの遠征帰り。良化途上で体も細く映った。それでいて差のない競馬。使われて大幅な良化ぶりを見せており、得意距離。相性のよい中京での巻き返しがあっていい。 タグ: 七夕賞,水戸正晴,競馬,週刊アサヒ芸能 2013年 7/11号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [愛媛県] [岩手県] [長野県] [香川県] [長野県] [奈良県] [岩手県] [千葉県] [東京都] [山梨県]
福島で行われる「七夕賞」は、過去5年で7番人気以下が4回も勝利を収めているハンデ戦。一方、中京に舞台を替えた「プロキオンS」も昨年は12番人気馬が勝利。今週は両重賞とも大荒れ決着になるかもしれない!?
この七夕賞も一筋縄で収まらないことで、よく知られる重賞だ。小回り福島でのハンデ戦。先のラジオNIKKEI賞と同じく、まぎれがあって当然というわけだが、異なるのは2000メートルの距離で争われること。ポイントはこのへんだろうか。
差し、追い込みが決まりやすくなるからだが、有力どころの多くは、そうした脚質。エクスペディション、ダコール、ナリタクリスタル、マイネルラクリマ、ユニバーサルバンクといったところだが、人気を背負っているだけに、互いに牽制し合って出方をうかがうはず。それだけに穴党としては先行勢に目をつけてみたい。有力勢は仕掛けどころを間違うおそれも十分あるからだ。
では展開を読んでみよう。逃げたいのは、ラッキーバニラか。ケイアイドウソジンもそのクチだが、ダイヤモンドSでは無理して(途中から)逃げて失敗しており、今回は控えるはずだ。逆にバニラは、この時、先手を許しただけに大敗(15着)を喫している。つまりドウソジンとしてはバニラに先導役を譲り、番手で機をうかがうと見た。
ドウソジンは一昨年のダイヤモンドSの勝ち馬だが、その後はパッとせずハンデは恐らく55キロ止まりだろう。これなら実績のない小回り福島でも楽に2番手で先行できるはずだ。とはいえ両馬とも状態がイマイチ。持てる力を存分に発揮できるとは思いにくい。
期待したいのは、タムロスカイだ。顔ぶれからこの馬が3番手につけると思われるからだ。流れは平均ペース。前を行く2頭をにらみ、牽制し合う人気勢を尻目にマイペースの競馬を保てるはずだ。ならば勝機があっていい。ベスト距離は1800メートルで、2000メートルは7戦して1勝。この馬には長い印象は拭えないが、この流れ、展開が味方となれば話は別だ。
前走のエプソムCは13着に敗れたが、これは前々走のメイSを勝った反動がモロに出た格好だった。下見所では落ち着きがなく、イレ込みも見られた。2走ボケと見ていいだろう。ただ、13着といっても勝ち馬とはコンマ8秒差。今回巻き返しは十分可能なのだ。
ハンデは、顔ぶれから判断してメイSと同じ55キロではないだろうか。重くても56キロまで。背負う斤量が手頃とあっては、ますます競馬はしやすくなる。
母タムロチェリー(阪神JF、小倉2歳S)は平坦コースを得意としていたが、スカイも母譲りで小倉と相性がいい。福島は初めてになるが、合っていると見てよさそうだ。良馬場条件に大いに期待したい。
連は有力どころへ手広く流してみたいが、ダコール、ネオブラックダイヤ、ファタモルガーナは逆転候補として見てもいい。
ダコールは、休み明けの前走を使われて気配がグーンとよくなった。その前走と同じ56キロならチャンスも十分。ネオブラックダイヤは、軽ハンデ(53~54キロか)が魅力。そして久々になるファタモルガーナは、鉄砲駆けの実績がある。早くからここが目標。“一発”があっていい。
プロキオンSは、なかなかの好メンバー。各馬に大きな力の開きはなく、見応え満点の競馬が展開されそう。狙ってみたいのは、ファリダットだ。前走はドバイの遠征帰り。良化途上で体も細く映った。それでいて差のない競馬。使われて大幅な良化ぶりを見せており、得意距離。相性のよい中京での巻き返しがあっていい。