[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「七夕賞はダート血統馬が好走する」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「七夕賞はダート血統馬が好走する」

2013/07/04

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「七夕賞はダート血統馬が好走する」

 昨年と10年に福島で行われた七夕賞の連対馬4頭には共通の血統法則があります(11年は中山開催)。いずれの馬も父か母父がミスタープロスペクター系の馬でした。

 父ミスプロ系は4頭が出走。勝率50%。複勝率は50%。単勝回収率1850%。複勝回収率は335%。また、10年の勝ち馬ドモナラズの父はアフリート。昨年の勝ち馬アスカクリチャンの父はスターリングローズ。その父はアフリート。福島で行われた七夕賞は2年連続でミスプロ系のアフリートの系統馬が勝利。父アフリート系の出走馬は2頭のみですから、七夕賞はミスプロ系、中でもアフリートの馬が抜群に相性のいいレースなのです。

 ご存じのとおり、アフリートといえばダートの勝ち星が圧倒的に多いダート種牡馬。にもかかわらず、芝中距離の七夕賞でアフリート産駒、ミスプロ系の種牡馬の成績が抜群に優秀なのは、七夕賞が血統的にはダートの要素が強い特殊なレースだからです。

 七夕賞でダート血統馬が走りやすいのは、最終週に行われていたため、パワーが要求される馬場状態になっていた影響もあるでしょう(ただし、今年は開幕2週目に行われるため、パワーが要求されにくくなる可能性はあるのですが)。

 もう一つの大きな理由は、福島の芝コースは直線が短く、中央コースに比べると平坦なことです。ダート競馬は小回りで直線の起伏が緩いコースで数多くのレースが行われます。つまり、ダート血統馬は中央コースよりも平坦で小回りの福島のような芝コースでパフォーマンスを上げるのです。

 今年の出走予定馬で、父か母父ミスプロ系の馬は、ケイアイドウソジントレイルブレイザーダコールの3頭の模様。ダコールは父がディープインパクトで母父がアンブライドルド。宝塚記念で3強を2頭負かして2着に走ったダノンバラードと同じ父と母父の配合馬です。

 宝塚記念週の当コラムでもディープ産駒では最も適性の高い馬と書いたように、同配合馬は直線の短いコースでパフォーマンスを上げる特徴を持ちます。七夕賞でも有力な血統馬です(問題は恐らく人気になって馬券妙味がないかもしれないことですが)。