疾風！ボートレース「江戸川を完全攻略　荒井輝年を狙い打つ！」

　岡山のA1級・荒井輝年は最近3年間に計806走した。もし全国24場を均等に走ったとすると平均34走だが、現実には大きな片寄りがあり、地元児島が154走、江戸川が84走を占めていた。2場合わせて238走。約3割が児島と江戸川の水面だった。

　こんなに出走数が片寄ると、A1級を守るには、児島や江戸川で好走することがほぼ絶対的な条件になってくる。特に天下の難水面・江戸川を攻略しなければA1級の維持は難しい。

　そして実はこれまで江戸川を走った時、荒井は目をみはるような快進撃を続けてきた。最近3年間の航跡は84走して1着35本、2着17本。1着率なんと41.7％、2連対率61.9％、通算勝率7.55である。

　だが、岡山からの遠征選手とあって荒井の配当は高く、例えば3月18日の第6R、4コースから一気に断然人気の小林一樹を差し切ると、これが3連単1万9260円。昨年6月29日第11R、3コースから飯山泰をまくったレースが2万6970円。さらに昨年3月10日第8R、2コースから小澤和也を鮮やかに差したレースも3連単2万9450円の波乱を呼んだ。

　7月4日（木）～9日（火）の「江戸川周年記念」は狙い撃ち一本。今度もまた大穴の主役に躍り出るだろう。

　なお、荒井の次走地は7月13日～18日のGＩ「津周年記念」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周