[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ディープ産駒が鬼門のコース」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ディープ産駒が鬼門のコース」

2013/07/25

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ディープ産駒が鬼門のコース」

「来ない馬の情報は書かない」のが競馬予想業界のセオリーです。ちょっと馬券に詳しい人ならば、1人気になりそうな人気馬が10回中8回馬券にならない情報には、とてつもなく価値があることはわかりそうなものでしょう。

 しかし、10回のうち2回の馬券になってしまうタイミングで、馬券素人からの苦情が殺到するのです。つまり、多くの人が読んでくださるメディア(例えば部数の多い新聞やテレビ、無料の競馬ポータルサイト)などでは、走らない人気馬の情報は、情報の質の割りにウケない。あげく馬券になったら苦情が多い。割に合わないわけです。

 それでも、あえてタブーに挑戦して人気馬がコケる情報を書きます。今週から始まる新潟芝は、チャンピオン種牡馬で、人気馬の出走数も最も多いディープインパクト産駒の人気馬に鬼門のコースが複数存在します。

 12年からの新潟芝2000メートル以下の「内回り」コースは、25頭出走して1頭も勝利していないのです。単勝回収率は当然0%。複勝回収率もたったの36%。4人気以内に10回支持されているにもかかわらず、1度も勝利していないように、人気でも次々と馬群に沈んでいました。

 ここまでの情報を書けば、ちょっと馬券に詳しい方なら気づくことでしょう。そう、人気のディープインパクト産駒が出走しているレースで他馬の単勝を買えば、簡単に儲かってしまうのです。

 実際、昨年夏の新潟芝は、HPで公開している勝負レースの3連単回収率が300%を超えたのも、ディープが消える内回りコースを徹底的に狙ったからです。ディープが消える新潟内回り(2000メートル以下)で最も勝ち星を稼いでいるのがダイワメジャーです(7勝)。同馬は、現役時代、安田記念をはじめとする「サンデーサイレンス産駒が不振のレース(コース)」で次々と勝ち星を稼ぎました。

 つまり、サンデーサイレンスの中では異端の存在とも言えるダイワメジャーのような血統のほうが、新潟内回りの適性が高い産駒を多く出すわけです。

 なお、ダイワメジャーと同じサンデー産駒としては、異端のスプリンターで、母父がダイワメジャーと同じアドマイヤマックスやデュランダルも期待値の高い種牡馬です。