疾風!ボートレース「得意水面で一発! 山本修一が波乱の主役」

疾風!ボートレース「得意水面で一発! 山本修一が波乱の主役」

2013/08/01

疾風!ボートレース「得意水面で一発! 山本修一が波乱の主役」

 岡山のA2級・山本修一は最近3年間に703走したが、走った水面には大きな片寄りがあり、地元児島が92走、江戸川55走、丸亀52走、蒲郡が50走を占めていた。計249走。3走に1度はこの4場で戦い、平和島や三国は参戦ゼロ。桐生や多摩川も3年間に9走しかしなかった。

 そして出走が多かった4場の中で、最も高い1着率と2連対率をマークしたのはどこだったか。正解は地元の児島ではなく、江戸川である。山本は天下の難水面・江戸川に来ると、あっと驚く急旋回を見せ、最近3年間にも55走して1着16本、2着16本。1着率29.1%、2連対率58.2%。勝率7.05。A1級顔負けの航跡を残してきた。

 だが、こうした側面は意外に知られていないのだろう。山本には高配当が少なくなかった。例えば一昨年2月5日第11R、5コースから興津藍らをまくり差したレースは3連単1万7860円の穴。一昨年7月3日第3R、インから01のスタートで逃げ、山田哲也らを倒したレースも1万5670円をつけた。

 その山本が7月31日【水】~8月5日【月】の「江戸川アサヒビールカップ」を走る。GIIIとあって飯山泰、池永太らA1級の層は厚いが、今回も強攻一発、必ず波乱の主役に躍り出るだろう。

 なお、山本の次走地は8月15日~20日の「児島一般戦」となっている。

◆ボートレース評論家 水上周