嶋村かおり「ヌード仕掛け人が激白“Vシネクイーンの開脚トラブル”」 ツイート 2013/08/29 発売中止に発禁処分、何かとハプニングが絶えないヌードの世界だが、撮影現場でもトラブルは少なくない。数多くのヘアヌード写真集にも携わってきた宮西渡氏(71)に、知られざる舞台裏を語ってもらった。* 宮西氏が育てた代表的な美女が嶋村かおり(42)だ。嶋村といえば、エキゾチックな顔だちと抜群のプロポーションで90年代に活躍したセクシー女優。約200誌の表紙を飾り、計22冊もの写真集をリリースした彼女を覚えている諸兄も多いことだろう。「当時はまだ“グラビアアイドル”という職業が今ほど定着していなくて、オレはそこに目を付けた。手っとり早く知名度を上げるためには雑誌の表紙に出すのがいちばんよいと思ってね。手当たりしだいに出版社に連絡して、何十回、何百回と売り込んで、1年ほどで150誌以上の雑誌の表紙を飾ったよ」 類まれなる美貌と宮西氏の“剛腕”によりスターダムに躍り出た嶋村は、99年発売の通算13作目の写真集「GRACE」で、ついにヘアヌードを解禁する。「ヘアヌードといえば、樋口可南子に宮沢りえ。90年代に一気に波が来て、オレがプロデュースして、最近芸能界に復帰した五十嵐紀子なんかもやった。かおりは年齢が上がってきたというのもあったけど、映画の主役をやったりして、さらなるステップアップのために挑戦しようと‥‥」 製作期間に1年以上をかけ、キューバやメキシコ、アメリカで撮影された同写真集は大ヒットを記録するわけだが、実は発売される前に一触即発のトラブルが発生していたという。「『GRACE』の前に、ある出版社からヘアヌード写真集のオファーがあってね。実際、ニューヨークやメキシコでロケもやったんだ。でも、オレがカメラマンに『撮ったフィルム全部よこせ!』ってキレたんだよ。向こうもプロだから、なかなかよこさなかったけど、その場で645の中判フィルムを50本くらい開けて、現像できなくしてやったんだ!」 当然、この写真集の企画はボツとなる。宮西氏が激怒した理由を明かす。「ロケ前に東京で数回打ち合わせした時は『初めてのヘアヌードだし、美しくカッコよく撮ろう』ってことで話がついていた。それなのに、ニューヨークのビルのエレベーターの中で、カメラマンがコールガールみたいな撮り方を始めてさ。それでも、撮影中は黙って見ていた。そしたら、股を広げさせたりどんどんエスカレートしていってね。食事の時に『話が違うだろ、股を広げさせるな!』ってどなりつけてさ、ロケは即中止だよ」 カメラマンの“暴走”により、文字どおり幻のヘアヌードとなったわけだが、その後も数多くのヘアヌード写真集に携わった宮西氏はこう語る。「結局、女が脱ぐ脱がないは信頼関係。ヘアヌードの場合、それなりの大金が動くから出版社と事務所の間に出版プロデューサーが入ることも多いけど、女優との信頼関係がないと絶対にトラブルが起きる。金の問題もそうだし、ポーズ一つとってもしかり。オレは社長兼プロデューサーとして、撮影の時はずっとそばにいるし、内容や衣装に注文をつけるのはもちろん、ロケハンにも同行する。現場にいないとわからないことが多いからね。女優を本気で脱がすなら、当たり前のことだと思うよ」 大金を積むだけでは女心は口説けない。噂だけで消えていくヘアヌードの現場には、きっと「信頼」が欠如しているのだろう。 タグ: 嶋村かおり,芸能美女“ブラックヌード”の舞台裏,週刊アサヒ芸能 2013年 8/29号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [熊本県] [北海道] [大分県] [愛媛県] [奈良県] [東京都] [東京都] [徳島県] [福島県] [静岡県]
発売中止に発禁処分、何かとハプニングが絶えないヌードの世界だが、撮影現場でもトラブルは少なくない。数多くのヘアヌード写真集にも携わってきた宮西渡氏(71)に、知られざる舞台裏を語ってもらった。
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宮西氏が育てた代表的な美女が嶋村かおり(42)だ。嶋村といえば、エキゾチックな顔だちと抜群のプロポーションで90年代に活躍したセクシー女優。約200誌の表紙を飾り、計22冊もの写真集をリリースした彼女を覚えている諸兄も多いことだろう。
「当時はまだ“グラビアアイドル”という職業が今ほど定着していなくて、オレはそこに目を付けた。手っとり早く知名度を上げるためには雑誌の表紙に出すのがいちばんよいと思ってね。手当たりしだいに出版社に連絡して、何十回、何百回と売り込んで、1年ほどで150誌以上の雑誌の表紙を飾ったよ」
類まれなる美貌と宮西氏の“剛腕”によりスターダムに躍り出た嶋村は、99年発売の通算13作目の写真集「GRACE」で、ついにヘアヌードを解禁する。
「ヘアヌードといえば、樋口可南子に宮沢りえ。90年代に一気に波が来て、オレがプロデュースして、最近芸能界に復帰した五十嵐紀子なんかもやった。かおりは年齢が上がってきたというのもあったけど、映画の主役をやったりして、さらなるステップアップのために挑戦しようと‥‥」
製作期間に1年以上をかけ、キューバやメキシコ、アメリカで撮影された同写真集は大ヒットを記録するわけだが、実は発売される前に一触即発のトラブルが発生していたという。
「『GRACE』の前に、ある出版社からヘアヌード写真集のオファーがあってね。実際、ニューヨークやメキシコでロケもやったんだ。でも、オレがカメラマンに『撮ったフィルム全部よこせ!』ってキレたんだよ。向こうもプロだから、なかなかよこさなかったけど、その場で645の中判フィルムを50本くらい開けて、現像できなくしてやったんだ!」
当然、この写真集の企画はボツとなる。宮西氏が激怒した理由を明かす。
「ロケ前に東京で数回打ち合わせした時は『初めてのヘアヌードだし、美しくカッコよく撮ろう』ってことで話がついていた。それなのに、ニューヨークのビルのエレベーターの中で、カメラマンがコールガールみたいな撮り方を始めてさ。それでも、撮影中は黙って見ていた。そしたら、股を広げさせたりどんどんエスカレートしていってね。食事の時に『話が違うだろ、股を広げさせるな!』ってどなりつけてさ、ロケは即中止だよ」
カメラマンの“暴走”により、文字どおり幻のヘアヌードとなったわけだが、その後も数多くのヘアヌード写真集に携わった宮西氏はこう語る。
「結局、女が脱ぐ脱がないは信頼関係。ヘアヌードの場合、それなりの大金が動くから出版社と事務所の間に出版プロデューサーが入ることも多いけど、女優との信頼関係がないと絶対にトラブルが起きる。金の問題もそうだし、ポーズ一つとってもしかり。オレは社長兼プロデューサーとして、撮影の時はずっとそばにいるし、内容や衣装に注文をつけるのはもちろん、ロケハンにも同行する。現場にいないとわからないことが多いからね。女優を本気で脱がすなら、当たり前のことだと思うよ」
大金を積むだけでは女心は口説けない。噂だけで消えていくヘアヌードの現場には、きっと「信頼」が欠如しているのだろう。