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一世一代の大勝負“ヌードの明暗” | アサ芸風俗

一世一代の大勝負“ヌードの明暗”

一世一代の大勝負“ヌードの明暗”

2013/08/29

一世一代の大勝負“ヌードの明暗”

 何事も勝ち組と負け組が存在する。裸一貫の勝負も例外ではない。プライドと体を張って挑んだ一世一代の大勝負が裏目に出るケースもあるのだ。

 ヌードをキッカケに勝ち組に転じた代表格といえば常盤貴子(41)だろう。

 現在は人妻として熟女ムードたっぷりだが、彼女のブレイクのキッカケとなったのが、93年に放送されたフジテレビ系ドラマ「悪魔のKISS」でのヌードだということは周知の事実。

 カード地獄に落ち、借金苦から風俗嬢に転落する女子大生役を演じた常盤は、絶品お椀形乳房のバストトップもあらわに、寺脇康文(51)に激しく揉まれるという体当たり“艶技”をかまし、男性視聴者の脳裏に深く焼き付いたのだ。

「1年後に放送された『カミング・ホーム』でドラマ初主演を果たすと、翌95年にはヒロインを演じた『愛していると言ってくれ』が大ヒット。あのヌード映像も封印されていて『もう脱ぐわけがない』のに、脱げる度胸のある女として認識されたことが彼女への期待値=人気となって表れました。CMでの谷間コスプレなどでその片鱗を見せるなど、男たちをパブロフの犬にすることができたのは大きいですね。男は単純、堂々と脱いだ過去をリスペクトして、ついつい応援しちゃうんですよ」(スポーツ紙芸能担当デスク)

 常盤にとっては棚からオッパイ、乾坤一擲のヌードだったわけだ。

 一方で、ヌード絡みのトラブルが芸能活動の逆風になったケースもある。

 藤田朋子(48)といえば、88年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「ノンちゃんの夢」でヒロインを演じてブレイク。さらなる活躍が期待される中、96年に写真家・荒木経惟氏(73)とのコラボでヘアヌード写真集「遠野小説」を発表するが、これが大騒動へと発展する。藤田サイドは一部の過激なカットに対し、「外には出さないとプロデューサーと約束した」と主張し、出版社を相手どり出版差し止め訴訟を起こしたのだ。

「結果的に請求が認められたとはいえ、藤田もカメラマンの要求に応じたわけですから。カメラマンやプロデューサーに対する誹謗中傷に終始し、報道陣の質問に答えるどころか、なぜか英語で『出て行け!』ですから、ドン引き以外の何物でもなかったです」(ワイドショースタッフ)

 結局、その強烈さゆえ貼られた“ヤバイ女優”のレッテルは二度と剥がされることはなかった。数少ないレギュラー番組だった「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)シリーズも完結し、最近ではアコーディオン奏者の夫を伴い、英語の歌を披露し茶化されるなど、バラエティでもすっかり色モノ扱いの落ち目っぷりだ‥‥。

 同じく、記者会見場を凍らせたといえば菅野美穂(35)だが、彼女は藤田と違い、「できる女優」として確実にキャリアアップし、今年4月には俳優・堺雅人(39)とゴールイン。

「ヌード写真集は80万部を超える特大ヒットにもかかわらず、記者会見で号泣。彼女が被害者に映ったのも大きかったですね。それに、本人も『女優として限界を感じていた』と当時を振り返っていますが、あの写真集を経て、女優として一皮剥けたのは大きかった。勝ち組でしょう」(前出・ワイドショースタッフ)

 20歳での“脱皮”は、まさに「倍返し」で女優キャリアの糧となったわけだ。