[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「メイショウマンボからヒモ穴を狙う」 ツイート 2013/09/12 40歳目前に4000安打を達成して祝福を浴びたイチロー選手が、そのあとは一転して出場機会に恵まれない状態に置かれている。これが、めでたい記者会見の時に「年齢に対する偏った見方をしてしまう頭を持っている人に対して、お気の毒だなと思うことはあります」という、ポイズンの効きすぎたコメントをせざるをえなかった原因なのだなと気がついた。 想像もできない領域に到達した人を見て、ついつい「ゴールをした」と思ってしまうのが我々凡人のよくないところ。イチロー選手本人は「昔できたことが今できない、ということが見当たらない」と言って、衰えはまったくないとハッキリ意思表示しているのに、周囲は「すばらしい業績を成し遂げた人」と考えてしまっている。同じことは武豊騎手にも当てはまっていて、07年にJRAの歴代最多勝を更新する2944勝をマークして、以後は1勝ごとに歴史を塗り替えて無人の野を進む同騎手を、知らず知らず「晩年」扱いしている人が多い。2人の天才は、ありもしない加齢による衰えという風評被害とも戦わなくてはいけなくなっているのだ。 今週の武豊騎手は、このローズSに限らず、日本の競馬は全部お休み。フランスへ遠征して、キズナの世界デビューをエスコートするという大変な仕事があるからだ。ニエユ賞の結果にも注目してほしい。 秋華賞の有力馬が勢ぞろいしたローズS。普通は先を見据えた仕上げをするところだが、メイショウマンボの仕上がりのよさは目を引く。デニムアンドルビー、レッドオーヴァルがまだまだの気配だけに、ここはマンボの中心で間違いない。 相手は、格なら前記2頭だが、今回は割引が必要。だとすると思い切ってヒモ穴を狙う手があるはずだ。妙味はウインプリメーラ。函館の条件戦惨敗でまったく人気はないだろうが、帰厩後の気配は抜群。1週前の追い切りに騎乗した和田騎手が「勝ち負けになりそうです」とキッパリ言ったのが心強い。前走が仕上げ途上だったことを思えば、体調なりに走ったと納得できる。今度は違うはず。 良血トーセンソレイユも、春の汚名を返上すべく仕上げに熱がこもっている。もともとの素質は高く評価されていただけに、まとめて借りを返すシーンも十分。あとは、リラコサージュの一発にも注意。 タグ: メイショウマンボ,片山良三,競馬,週刊アサヒ芸能 2013年 9/19号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [東京都] [愛媛県] [岐阜県] [石川県] [沖縄県] [山梨県] [宮城県] [福島県] [愛媛県] [長野県]
40歳目前に4000安打を達成して祝福を浴びたイチロー選手が、そのあとは一転して出場機会に恵まれない状態に置かれている。これが、めでたい記者会見の時に「年齢に対する偏った見方をしてしまう頭を持っている人に対して、お気の毒だなと思うことはあります」という、ポイズンの効きすぎたコメントをせざるをえなかった原因なのだなと気がついた。
想像もできない領域に到達した人を見て、ついつい「ゴールをした」と思ってしまうのが我々凡人のよくないところ。イチロー選手本人は「昔できたことが今できない、ということが見当たらない」と言って、衰えはまったくないとハッキリ意思表示しているのに、周囲は「すばらしい業績を成し遂げた人」と考えてしまっている。同じことは武豊騎手にも当てはまっていて、07年にJRAの歴代最多勝を更新する2944勝をマークして、以後は1勝ごとに歴史を塗り替えて無人の野を進む同騎手を、知らず知らず「晩年」扱いしている人が多い。2人の天才は、ありもしない加齢による衰えという風評被害とも戦わなくてはいけなくなっているのだ。
今週の武豊騎手は、このローズSに限らず、日本の競馬は全部お休み。フランスへ遠征して、キズナの世界デビューをエスコートするという大変な仕事があるからだ。ニエユ賞の結果にも注目してほしい。
秋華賞の有力馬が勢ぞろいしたローズS。普通は先を見据えた仕上げをするところだが、メイショウマンボの仕上がりのよさは目を引く。デニムアンドルビー、レッドオーヴァルがまだまだの気配だけに、ここはマンボの中心で間違いない。
相手は、格なら前記2頭だが、今回は割引が必要。だとすると思い切ってヒモ穴を狙う手があるはずだ。妙味はウインプリメーラ。函館の条件戦惨敗でまったく人気はないだろうが、帰厩後の気配は抜群。1週前の追い切りに騎乗した和田騎手が「勝ち負けになりそうです」とキッパリ言ったのが心強い。前走が仕上げ途上だったことを思えば、体調なりに走ったと納得できる。今度は違うはず。
良血トーセンソレイユも、春の汚名を返上すべく仕上げに熱がこもっている。もともとの素質は高く評価されていただけに、まとめて借りを返すシーンも十分。あとは、リラコサージュの一発にも注意。