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疾風!ボートレース「大激戦シリーズで田中豪が波乱演出」 | アサ芸風俗

疾風!ボートレース「大激戦シリーズで田中豪が波乱演出」

疾風!ボートレース「大激戦シリーズで田中豪が波乱演出」

2013/09/12

疾風!ボートレース「大激戦シリーズで田中豪が波乱演出」

 5月13日の平和島周年第11Rは、東京の田中豪がみごとに本領を発揮した一番だった。あの時、平和島の水面には7メートルの強い追い風が吹き、波高4センチの波が立っていた。太田和美や木村光宏がスローに構え、中島孝平や田中がダッシュ水域に舟を引いていた。

 人気はインの太田1本に集まったが、いざ本番になると6番人気の田中が7メートルの強風下、5コースから全速スタートを決めて飛び出し、あっという間に白波の中をまくり差してバック水面へと突き抜けた。太田が6着に沈んで、3連単9万7560円の波乱を呼んだが、こんな芸当は、水面に慣れていなければとてもできるものではなかった。

 田中は多摩川がホームプールと思っているファンも多いが、実は純粋の地元水面は平和島である。95年にデビューしたのも平和島なら、最近3年間に消化した813走のうち、112走までが平和島だった。そしてここで1着25本、2着29本。2連対率48.2%の好成績を残してきた。

 9月11日【水】~16日【月】の「平和島一般戦」は三角哲男、村田修次、中辻崇人、繁野谷圭介、さらに川上剛らが参戦する大激戦シリーズ。こういう時こそ水面慣れしたメリットが生きる。艇団を割って田中が高配当の使者に躍り出るだろう。

 なお、田中の次走地は9月30日~10月4日の「多摩川一般戦」となっている。

◆ボートレース評論家 水上周