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馬券裁判「ネット掲示板に匿名で書き込んでいた馬券購入手口」 | アサ芸風俗

馬券裁判「ネット掲示板に匿名で書き込んでいた馬券購入手口」

馬券裁判「ネット掲示板に匿名で書き込んでいた馬券購入手口」

2013/09/19

馬券裁判「ネット掲示板に匿名で書き込んでいた馬券購入手口」

 現在も係争中の馬券裁判男。いまだにその詳細な手口を公開していないが、ネット上の巨大掲示板に、匿名でその購入法を記していたというのだ。

 ギャンブルライターが明かす。

「インターネットの2ちゃんねるのサイトに、馬券の大量購入者が集うスレッド(掲示板)があるんですが、そこに1億円儲けた元会社員を名乗る人物が登場していたんです。07年から卍氏というハンドルネームで登場。スレッド内では、『神』とあがめられていました」

 その人物は、1日で1000万円もの馬券を買い、大穴を何度も的中させており、スレ内で記した賭け方や発言が判決主文に酷似していることから、卍氏こそ、馬券裁判の被告であるA氏本人でほぼ間違いないと言われているのだ。さっそく、スレッドにある卍氏の購入馬券を見ていこう。

 07年5月12日の京都7Rでは、卍氏は5番人気ハギノフェリックスを軸に合計36万円もの馬券を購入。同馬は前走で1着馬から1.4秒離されており、とても大金を入れられる馬ではない。

 京都7Rでの卍氏の利益はすごかった。36万円買ったうち、卍氏は単勝8.7倍を8万6600円、複勝2.5倍を7万1100円、馬連17.5倍を9万7500円的中させ、263万円の払い戻しを受けている。ハギノフェリックスの単勝は、総額174万円売れており、卍氏は的中分の約5%を買いまくった“大量投票者”なのだ。

 A氏が予想ソフトをカスタマイズして“おいしい馬”を抽出する際、データを利用していたJRDBの奥野憲一氏が解説する。

「この馬は、過去に勝たせていた小牧騎手に乗り替わっていました。当社でもハギノフェリックスに激走情報(好走する可能性がある人気落ちの馬)を出していました。卍氏が『格上騎手への乗り替わりで配当妙味がある馬』を重視していたのは間違いありません」

 卍氏もまた、出走各馬を独自に点数化。5番人気前後の馬を軸に、新馬戦と障害戦を除く全レースの馬券を購入していた。回収率重視のスタンスによる狙い馬は、早く言えば「勝率20%で単勝10倍」。5回に1回当たれば利益が出るような配当の馬を軸に高配当馬券を狙い撃ちしていたのだ。

「スレの買い目を見るかぎり、卍氏は配当妙味を生み出す馬として、乗り替わりと休養明けは相当重視していますね。休養明けは嫌われやすく、馬体重が2桁増ともなれば人気はかなり落ちますが、そこに配当妙味が生じます」(前出・奥野氏)

 勝ち負けを繰り返しながらコンスタントに利益を得た卍氏が、驚愕の賭け方を披露したのが07年12月9日。阪神9R終了時点で2000万円もの払い戻しを受けプラスを確定させた卍氏は中山メインの朝日杯FSに287万円を投入。82倍の馬連を9万700円、238倍の3連複を3万1400円ゲット。このレースだけで1500万円、1日合計3200万円もの利益を得ている。

 驚いたスレ住人から「また払い戻しレコード更新?」「(年間利益)1億超えきた?」と聞かれた卍氏は、「更新した♪」「今のところは超えてる」と答えている。また「税務署に気をつけろ。もはやお目こぼしで済むレベルではない」と忠告されてもいる。

 この日を最後に「自分の目標を達成できたのと、仕事も徐々に忙しくなってきている」と書き残し、卍氏はスレから姿を消した。

 なお、A氏と卍氏が同一人物かどうかを、A氏の裁判を担当した中村和洋弁護士に問い合わせたが、「そのようなことは聞いておりません」とのことだった。