[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「上積み大ロードカナロア首位固定」 ツイート 2013/09/26 災害とは無縁と思っていた滋賀県栗東市を台風18号が襲った。「大雨特別警報」ってほどでもないだろうとタカをくくっていたのだが、トレセンから数キロという至近距離で山が崩れ、土砂に埋まった民家の中で71歳の女性が犠牲になった。 阪神競馬場の周辺は何事もなかったそうだが、栗東からの道路が完全にストップして9月16日の開催がアウト。主役の馬が競馬場に到着できないのだから、それもしかたがない。当日は坂路コースのウッドチップがうねりを巻いて流出し、トラックコースの砂やらウッドチップやらもはみ出てしまっていたが、たった2日で何事もなかったように修復されていたのにも驚いた。 また、四方八方通行止めだった高速道路網も翌日には99%復旧。前代未聞の火曜競馬が何の障害もなく開催されたのだから、「突貫工事王国ニッポン」は健在。きっと7年後の東京オリンピックでも、終盤のすごい追い込みで、いろんな施設や新交通網ができてしまうのだろう。不景気と言われていても、やっぱり力はあるのだ。 ロードカナロアの秋初戦、セントウルSはせいぜい80点ぐらいの仕上がりだったろう。それで勝ってしまったら、逆に今回は反動が出ることを心配しなくてはいけなかったのだが、80点なりの伸び脚で2着という結果。やっぱり強い、と見るのが正解だし、走りすぎていないからこそ、2戦目に大きな上積みが見込めるというものだ。そういうわけで、ここは逆らう要素がまったくなくなっている。素直に首位固定で馬券を組み立てて大丈夫だ。 サマースプリントチャンピオンに輝いたハクサンムーンは、セントウルSが満点に近い仕上げ。だからこそロードカナロアに勝てたわけだが、内容は想像以上に濃かった。出遅れてハナに立つまで時間がかかったが、そのあとの安定感がハンパない。上がり目までは期待できなくても、当時の状態を維持できている感はあり、カナロア以外には譲れない。対抗視して当然。 次位候補はグランプリボス。6ハロンの実績はないが、マイルならトップクラスで、しかも掛かり気味に勝っている馬。速い流れになるのはむしろ好都合かもしれない。追い込みが利く中山なら大駆けがあっても驚けない。 武豊騎手のサドンストームは、中団の後ろで息を潜めて一発狙い。勝つまでは無理でも、寸前になだれ込んでちょうど3着という狙いは立つ。 他では、復調に手間取ったマジンプロスパーの底力を少々。ドリームバレンチノは旬を過ぎた感があり今回は軽視。 タグ: グランプリボス,ハクサンムーン,ロードカナロア,片山良三,競馬,週刊アサヒ芸能 2013年 10/3号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [栃木県] [熊本県] [香川県] [岡山県] [滋賀県] [東京都] [韓国] [韓国] [三重県] [青森県]
災害とは無縁と思っていた滋賀県栗東市を台風18号が襲った。「大雨特別警報」ってほどでもないだろうとタカをくくっていたのだが、トレセンから数キロという至近距離で山が崩れ、土砂に埋まった民家の中で71歳の女性が犠牲になった。
阪神競馬場の周辺は何事もなかったそうだが、栗東からの道路が完全にストップして9月16日の開催がアウト。主役の馬が競馬場に到着できないのだから、それもしかたがない。当日は坂路コースのウッドチップがうねりを巻いて流出し、トラックコースの砂やらウッドチップやらもはみ出てしまっていたが、たった2日で何事もなかったように修復されていたのにも驚いた。
また、四方八方通行止めだった高速道路網も翌日には99%復旧。前代未聞の火曜競馬が何の障害もなく開催されたのだから、「突貫工事王国ニッポン」は健在。きっと7年後の東京オリンピックでも、終盤のすごい追い込みで、いろんな施設や新交通網ができてしまうのだろう。不景気と言われていても、やっぱり力はあるのだ。
ロードカナロアの秋初戦、セントウルSはせいぜい80点ぐらいの仕上がりだったろう。それで勝ってしまったら、逆に今回は反動が出ることを心配しなくてはいけなかったのだが、80点なりの伸び脚で2着という結果。やっぱり強い、と見るのが正解だし、走りすぎていないからこそ、2戦目に大きな上積みが見込めるというものだ。そういうわけで、ここは逆らう要素がまったくなくなっている。素直に首位固定で馬券を組み立てて大丈夫だ。
サマースプリントチャンピオンに輝いたハクサンムーンは、セントウルSが満点に近い仕上げ。だからこそロードカナロアに勝てたわけだが、内容は想像以上に濃かった。出遅れてハナに立つまで時間がかかったが、そのあとの安定感がハンパない。上がり目までは期待できなくても、当時の状態を維持できている感はあり、カナロア以外には譲れない。対抗視して当然。
次位候補はグランプリボス。6ハロンの実績はないが、マイルならトップクラスで、しかも掛かり気味に勝っている馬。速い流れになるのはむしろ好都合かもしれない。追い込みが利く中山なら大駆けがあっても驚けない。
武豊騎手のサドンストームは、中団の後ろで息を潜めて一発狙い。勝つまでは無理でも、寸前になだれ込んでちょうど3着という狙いは立つ。
他では、復調に手間取ったマジンプロスパーの底力を少々。ドリームバレンチノは旬を過ぎた感があり今回は軽視。