[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「素直にロードカナロア1頭勝負！」

　今週から秋のGIシリーズがスタート。全体的に出走頭数が増える時期ですし、WIN5も楽しみです。

　WIN【4】のポートアイランドSはコース適性が大きなポイント。07年以降の優勝馬6頭は、いずれも阪神芝1400～1800メートルのレースを出走メンバー中3位以内の上がり3ハロンタイムをマークしながら優勝した経験のある馬でした。

　一方、前出の条件を満たしていなかった馬は07年以降〈0-3-4-52〉。阪神芝向きの差し馬を重視すべきでしょう。今年は3歳のレッドアリオンや4歳のヒストリカルが有力だと思います。

　WIN【5】のスプリンターズSは先行力が鍵。特別登録を行った馬のうち、別表の条件を満たしているのはサクラゴスペル、ハクサンムーン、パドトロワ、フォーエバーマーク、マジンプロスパー、ロードカナロアの6頭だけです。

　また、07年以降、かつJRA所属馬に限ると、6歳以上の馬は〈0-1-0-40〉と大不振。さらに、前走がサマースプリントシリーズ対象レース以外だった馬は〈0-0-1-17〉と連対例がなく、前走から中7週以上だった馬は〈0-0-0-17〉と好走例すらありません。

　やはり、ハクサンムーン、フォーエバーマーク、ロードカナロアの3頭が上位争いの中心になるでしょう。

　ただし、ハクサンムーンとフォーエバーマークにはちょっと心配な点もあります。サマースプリントシリーズが創設された06年以降を見ると、同年のシリーズ対象レースに3回以上出走していた馬は〈0-1-2-10〉。夏場に多くのレースを使うと、ある程度は反動が出てしまうようです。

　こうした傾向を考えれば、今年はロードカナロアの“1強”と言わざるをえません。他の式別ならともかく、WIN5は素直に1頭勝負でいいと思います。