[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「メイショウマンボとデニムアンドルビーは揺るがず!」 ツイート 2013/10/10 凱旋門賞が終わると、ヨーロッパの競馬は実質的なシーズンオフ。もちろん完全なオフというわけではなく、ローカル主体の地味な開催は真冬に向かっても続くのだが、注目すべきレースはほぼなくなる。有名騎手たちはどうするのかというと、バカンスを楽しんだり、修業という名の出稼ぎにいそしんだりしている。あのペリエ騎手は、日本に来なくなったと思ったら、アフリカの南東の海に浮かぶモーリシャス諸島でバカンスがてらに競馬にも参加しているのだとか。行ったことはないけど、きっと夢のような楽園なのだろう。 しかし、稼げるということなら、日本の短期免許制度は世界中で最もオイシイらしい。この秋はデムーロ兄、ルメールの常連組を筆頭に、ムーア、リスポリ、ウィリアムズといった有名どころが続々やって来る。新顔のバルナローザはモハメド殿下のお抱え騎手としての登場で、欧州での格は前述の騎手たちよりむしろ上。どんなワザを見せてくれるのか、今から楽しみだ。彼らはニッポンの円を短期間でどれだけ多く持ち帰ることができるかだけをテーマに来ているわけで、まさに本気。数年前に設定された「一度に5人まで」のルールがなければ、もっと多くのジョッキーが詰めかけていたことだろう。 秋華賞から参戦するメンディザバル騎手は、格上たちが来る前に稼ごうとしているわけで、騎乗馬トーセンソレイユをその豪腕で追いまくってくるはずだ。春は注目を浴びたディープインパクトの妹は、ここへ来て地味な存在に甘んじているが、売り出し当初はビュイック騎手で2連勝した馬。外国人騎手との好相性を考えれば、無視できない存在になっているのかもしれない。 とはいえ、中心はやっぱり春の勢力。オークス馬メイショウマンボと、それをローズSで負かしたデニムアンドルビー。この2頭の存在感は脅かしがたいものがある。末脚に確かさは五分だが、先行有利な京都の内回りが舞台と考えると、器用さではマンボが上。というわけでメイショウマンボに本命を打ったが、この2頭は本当に好勝負。展開がどちらに向くかだけだ。 逆転を狙うのは武豊騎手のスマートレイアー。格は明らかに下だが、前走は驚くべき内容の濃さ。先行できる、というセールスポイントが大きいレースでもあり、実績馬たちが後方で探り合いをしているようだと、下克上もありうる。 タグ: デニムアンドルビー,トーセンソレイユ,メイショウマンボ,片山良三,競馬,週刊アサヒ芸能 2013年 10/17号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [東京都] [三重県] [三重県] [石川県] [東京都] [愛媛県] [岩手県] [奈良県] [宮城県] [高知県]
凱旋門賞が終わると、ヨーロッパの競馬は実質的なシーズンオフ。もちろん完全なオフというわけではなく、ローカル主体の地味な開催は真冬に向かっても続くのだが、注目すべきレースはほぼなくなる。有名騎手たちはどうするのかというと、バカンスを楽しんだり、修業という名の出稼ぎにいそしんだりしている。あのペリエ騎手は、日本に来なくなったと思ったら、アフリカの南東の海に浮かぶモーリシャス諸島でバカンスがてらに競馬にも参加しているのだとか。行ったことはないけど、きっと夢のような楽園なのだろう。
しかし、稼げるということなら、日本の短期免許制度は世界中で最もオイシイらしい。この秋はデムーロ兄、ルメールの常連組を筆頭に、ムーア、リスポリ、ウィリアムズといった有名どころが続々やって来る。新顔のバルナローザはモハメド殿下のお抱え騎手としての登場で、欧州での格は前述の騎手たちよりむしろ上。どんなワザを見せてくれるのか、今から楽しみだ。彼らはニッポンの円を短期間でどれだけ多く持ち帰ることができるかだけをテーマに来ているわけで、まさに本気。数年前に設定された「一度に5人まで」のルールがなければ、もっと多くのジョッキーが詰めかけていたことだろう。
秋華賞から参戦するメンディザバル騎手は、格上たちが来る前に稼ごうとしているわけで、騎乗馬トーセンソレイユをその豪腕で追いまくってくるはずだ。春は注目を浴びたディープインパクトの妹は、ここへ来て地味な存在に甘んじているが、売り出し当初はビュイック騎手で2連勝した馬。外国人騎手との好相性を考えれば、無視できない存在になっているのかもしれない。
とはいえ、中心はやっぱり春の勢力。オークス馬メイショウマンボと、それをローズSで負かしたデニムアンドルビー。この2頭の存在感は脅かしがたいものがある。末脚に確かさは五分だが、先行有利な京都の内回りが舞台と考えると、器用さではマンボが上。というわけでメイショウマンボに本命を打ったが、この2頭は本当に好勝負。展開がどちらに向くかだけだ。
逆転を狙うのは武豊騎手のスマートレイアー。格は明らかに下だが、前走は驚くべき内容の濃さ。先行できる、というセールスポイントが大きいレースでもあり、実績馬たちが後方で探り合いをしているようだと、下克上もありうる。