[ホソジュン(細江純子)の競馬予想ブログ]ホソジュンの舞台裏届けます！「中距離で覚醒トウケイヘイロー」

「子を持って知る親の恩」

　出産後1カ月。今、その言葉が身にしみます。

　2～3時間置きの授乳と夜泣きで常時睡眠不足状態、早くも心身ともにヘロヘロ。まだ始まったばかりですが「子育てってこんなにも大変だったの～」と、ビックリしています。

　そんな私の大先輩ママさんとなるのが、同じく女性騎手だった後輩の押田純子ちゃん。現在は今週末の天皇賞・秋にトウケイヘイローを送り出す清水久詞調教師の奥さんで、3人のママさんです。

　重賞3連覇を飾った前走の札幌記念は子供たちを連れて函館の地へと応援に行ったとのこと。この中間は、とにかく順調にいってほしいと愛馬の無事をただただ祈る日々の純ちゃん。

　このトウケイヘイロー、運命の分かれ道となったのが3走前の鳴尾記念を選択したこと。折り合い面の課題があるタイプだっただけに、それ以前のレースぶりから短距離～マイルを選ぶ予定でしたが、80歳を超えるご高齢のオーナーが「馬主人生最後に夢を見たい」との思いで「中距離路線を使ってほしい」と、出馬投票ギリギリでマイルから2000メートルへ変更。

　結果、短い距離で折り合いに専念するよりも中距離を自分のリズムで気持ちよく走ることがマッチして、気づけば重賞3連勝。しかも今回は、人気を背負ってのGI出走となりました。

　まさにオーナーの夢を乗せて走るトウケイヘイロー。東京の直線を思う存分、気持ちよく突き進んでほしいと願い、私も期待します。

　それでは皆さん、また来週お会いしましょう。ホソジュンでしたぁ。