[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ジョヴァンニが逃げ切る!」 ツイート 2013/10/31 11月4日、地方競馬のビッグイベント、JBCが金沢競馬場で開催される。クラシック(2100メートル)、スプリント(1400メートル)、レディスクラシック(牝馬限定/1500メートル)と、GIレースが同日に3つも行われるとあって、主催者、特に開催地は大張り切り。収益不振で閉鎖も噂されていた金沢競馬場だが、持ち回りのJBC開催が「日本で初めてのGIレース3つ!」という形で回ってきたことで、息を吹き返してきたという評判だった。 ところが、ここへきて八百長という前時代的な行為が行われているという告発があり、競馬場の周辺では街宣車が大音量を上げて走り回るという事態に発展。もちろん主催者側はその存在を否定しているわけだが、イメージダウンを免れるようなハッキリとした証明は出せていない。 上位人気に支持される馬がわざと負ける、というのが古典的な八百長の手口だが、それが成功したからといって馬券的中に直接結び付くはずもなく、現代の競馬(特に、ほぼ16頭から18頭のフルゲートで行われるJRAの競馬)には存在しないと言われて久しいが、今回の件は告発の内容がかなり精密で、一笑に付すというわけにはいかないのが頭の痛いところなのである。 さて、それでももちろんJBCは行われるわけで、「クラシック」にはクリソライト、ソリタリーキング、ハタノヴァンクール、ホッコータルマエ、ワンダーアキュートの5頭が選出された。また「スプリント」にもエスポワールシチー、セイクリムズン、テスタマッタらの名前があり、みやこSは、この選から漏れた馬たちで争われるというふうに考えてもいい。考えてみれば、近年のダート路線は芝のそれ以上に、頭を使えばいいルートに乗せてあげることができるようになっているのである。 それにしても、非常に難しいメンバー。差し比べになると読むのが順当だが、そう結論したところでどの馬が中心かが見えない。となれば、ジョヴァンニの逃げが差し馬勢の盲点になるという読みはどうだろうか。春は重賞の壁に跳ね返されてボロボロになった同馬だが、放牧で精神的なショックから立ち直って、前走はその前の連勝時の強さに戻っていた。「どうせ潰れる」と見られている逃げ馬を買うのは鉄壁のセオリーだ。 ローマンレジェンドも連敗のショックを放牧で癒やしてきた。ナイスミーチューの手堅さ、強い時は強いグレープブランデーも。 タグ: みやこS,ジョヴァンニ,片山良三,競馬,週刊アサヒ芸能 2013年 11/7号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [鹿児島県] [石川県] [神奈川県] [千葉県] [栃木県] [東京都] [愛媛県] [東京都] [青森県] [愛媛県]
11月4日、地方競馬のビッグイベント、JBCが金沢競馬場で開催される。クラシック(2100メートル)、スプリント(1400メートル)、レディスクラシック(牝馬限定/1500メートル)と、GIレースが同日に3つも行われるとあって、主催者、特に開催地は大張り切り。収益不振で閉鎖も噂されていた金沢競馬場だが、持ち回りのJBC開催が「日本で初めてのGIレース3つ!」という形で回ってきたことで、息を吹き返してきたという評判だった。
ところが、ここへきて八百長という前時代的な行為が行われているという告発があり、競馬場の周辺では街宣車が大音量を上げて走り回るという事態に発展。もちろん主催者側はその存在を否定しているわけだが、イメージダウンを免れるようなハッキリとした証明は出せていない。
上位人気に支持される馬がわざと負ける、というのが古典的な八百長の手口だが、それが成功したからといって馬券的中に直接結び付くはずもなく、現代の競馬(特に、ほぼ16頭から18頭のフルゲートで行われるJRAの競馬)には存在しないと言われて久しいが、今回の件は告発の内容がかなり精密で、一笑に付すというわけにはいかないのが頭の痛いところなのである。
さて、それでももちろんJBCは行われるわけで、「クラシック」にはクリソライト、ソリタリーキング、ハタノヴァンクール、ホッコータルマエ、ワンダーアキュートの5頭が選出された。また「スプリント」にもエスポワールシチー、セイクリムズン、テスタマッタらの名前があり、みやこSは、この選から漏れた馬たちで争われるというふうに考えてもいい。考えてみれば、近年のダート路線は芝のそれ以上に、頭を使えばいいルートに乗せてあげることができるようになっているのである。
それにしても、非常に難しいメンバー。差し比べになると読むのが順当だが、そう結論したところでどの馬が中心かが見えない。となれば、ジョヴァンニの逃げが差し馬勢の盲点になるという読みはどうだろうか。春は重賞の壁に跳ね返されてボロボロになった同馬だが、放牧で精神的なショックから立ち直って、前走はその前の連勝時の強さに戻っていた。「どうせ潰れる」と見られている逃げ馬を買うのは鉄壁のセオリーだ。
ローマンレジェンドも連敗のショックを放牧で癒やしてきた。ナイスミーチューの手堅さ、強い時は強いグレープブランデーも。