[水戸正晴の競馬予想ブログ]サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「ダークシャドウの好走必至!」 ツイート 2013/11/14 今週は京都で「マイルCS」が行われる。昨年の覇者サダムパテック、マイルGI2勝のグランプリボスなど、実績馬が勢ぞろい。過去5年で3度、2桁人気馬が連対しているように、今年も難解な一戦になりそうだ。 秋のGIシリーズも佳境を迎える。今週のそれは、マイルの王者を決定するマイルチャンピオンS。 春の王者、安田記念の覇者ロードカナロアの参戦はないものの、マイルに実績がある顔ぶれがそろった。 新顔と言えるのはトーセンラーだろう。中・長距離路線の常連として知られるが、マイル戦は初めて。これまで惜敗が続き、陣営としては歯がゆかったはず。そこでマイル戦にホコ先を向けてきたわけだが、鋭い末脚が身上。ペースが速くなりやすいこの距離は持ち味が生きるというもの。チャンスは十分あると見るべきだ。 とにかく各馬の力に大きな開きはない。昨年の覇者サダムパテック、富士Sを制したダノンシャーク、スワンS勝ちのコパノリチャードをはじめ、グランプリボス、ダークシャドウ、カレンブラックヒル、さらにはクラレント、ドナウブルーなどGI勝ち、またはそれに匹敵する実績を積む個性豊かな馬ばかり。 ならば、これまでに増して接戦が予想される激しくもおもしろい競馬になること請け合いだ。であれば、馬券的にもかなり難しいレースと言っていいか。 正直、目移りしてしまうが、最も期待を寄せたいのは、ダイワマッジョーレだ。昨秋オープン入りしてから使うたびに地力強化され、京王杯スプリングCで初重賞制覇。が、本番の安田記念ではGI級と初顔合わせ、初の58キロの斤量が応えてか9着に敗れた。 しかし、この敗戦が糧となったのか、その後、夏休みもプラスに働いて、大きな成長を促すことになった。秋初戦のスワンSではコパノリチャードにまんまと逃げ切りを許したが、見せ場たっぷりに2着を確保。まだ余裕残しの仕上がりだったことを思えば、ひと夏を越してさらにパワーアップしたのは明らかだ。 厩舎関係者が口をそろえる。「体重は春とそう変わっていないが、トモ(後肢)がしっかりして馬体に幅が出た。以前のひ弱さが消えた」と。 この中間の稽古内容もいい。リズミカルで軽快な動き。1週前の追い切り内容もよく、持てる力を発揮できる状態に仕上がっている。ならば大いに期待していいのではないだろうか。 新馬戦を快勝。2戦目に重賞(アーリントンC8着)を使われたほどの厩舎期待の素質馬。前述したとおり3歳春の時点では、その素質を生かし切れるだけの体力を持ち合わせていなかったが、全てがかみ合い、花開こうとしている時を迎えた。そもそもこのGI戦を連覇したダイワメジャー産駒。マイル戦は、この馬にとって最も向いているはずだ。 GI戦は勝つことができなかったが、常にハイレベルの戦いを繰り返していたハイアーゲームの妹で、母ファンジカはGI勝ち馬。血統的背景から踏んでも王座に就いて何の不思議もない。道悪は不安ないと思うが、良馬場なら大きく狙ってみたい。 連下は手広く流したい。中でもダークシャドウは軽く見るわけにはいかない。前走の毎日王冠でも差のない競馬。巻き返しは可能である。この中間も順調そのもの。好走必至と見て間違いなしだ。 あとおもしろいのは、サクラゴスペルか。スプリント戦ではちょい足りないレースが続くが、そもそもマイル戦に良績ある馬。距離延長は歓迎だろう。軽視は禁物だ。 タグ: サクラゴスペル,ダイワマッジョーレ,ダークシャドウ,トーセンラー,マイルチャンピオンS,水戸正晴,競馬,週刊アサヒ芸能 2013年 11/21号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [栃木県] [北海道] [福島県] [北海道] [宮城県] [奈良県] [長野県] [北海道] [石川県] [岩手県]
今週は京都で「マイルCS」が行われる。昨年の覇者サダムパテック、マイルGI2勝のグランプリボスなど、実績馬が勢ぞろい。過去5年で3度、2桁人気馬が連対しているように、今年も難解な一戦になりそうだ。
秋のGIシリーズも佳境を迎える。今週のそれは、マイルの王者を決定するマイルチャンピオンS。
春の王者、安田記念の覇者ロードカナロアの参戦はないものの、マイルに実績がある顔ぶれがそろった。
新顔と言えるのはトーセンラーだろう。中・長距離路線の常連として知られるが、マイル戦は初めて。これまで惜敗が続き、陣営としては歯がゆかったはず。そこでマイル戦にホコ先を向けてきたわけだが、鋭い末脚が身上。ペースが速くなりやすいこの距離は持ち味が生きるというもの。チャンスは十分あると見るべきだ。
とにかく各馬の力に大きな開きはない。昨年の覇者サダムパテック、富士Sを制したダノンシャーク、スワンS勝ちのコパノリチャードをはじめ、グランプリボス、ダークシャドウ、カレンブラックヒル、さらにはクラレント、ドナウブルーなどGI勝ち、またはそれに匹敵する実績を積む個性豊かな馬ばかり。
ならば、これまでに増して接戦が予想される激しくもおもしろい競馬になること請け合いだ。であれば、馬券的にもかなり難しいレースと言っていいか。
正直、目移りしてしまうが、最も期待を寄せたいのは、ダイワマッジョーレだ。昨秋オープン入りしてから使うたびに地力強化され、京王杯スプリングCで初重賞制覇。が、本番の安田記念ではGI級と初顔合わせ、初の58キロの斤量が応えてか9着に敗れた。
しかし、この敗戦が糧となったのか、その後、夏休みもプラスに働いて、大きな成長を促すことになった。秋初戦のスワンSではコパノリチャードにまんまと逃げ切りを許したが、見せ場たっぷりに2着を確保。まだ余裕残しの仕上がりだったことを思えば、ひと夏を越してさらにパワーアップしたのは明らかだ。
厩舎関係者が口をそろえる。「体重は春とそう変わっていないが、トモ(後肢)がしっかりして馬体に幅が出た。以前のひ弱さが消えた」と。
この中間の稽古内容もいい。リズミカルで軽快な動き。1週前の追い切り内容もよく、持てる力を発揮できる状態に仕上がっている。ならば大いに期待していいのではないだろうか。
新馬戦を快勝。2戦目に重賞(アーリントンC8着)を使われたほどの厩舎期待の素質馬。前述したとおり3歳春の時点では、その素質を生かし切れるだけの体力を持ち合わせていなかったが、全てがかみ合い、花開こうとしている時を迎えた。そもそもこのGI戦を連覇したダイワメジャー産駒。マイル戦は、この馬にとって最も向いているはずだ。
GI戦は勝つことができなかったが、常にハイレベルの戦いを繰り返していたハイアーゲームの妹で、母ファンジカはGI勝ち馬。血統的背景から踏んでも王座に就いて何の不思議もない。道悪は不安ないと思うが、良馬場なら大きく狙ってみたい。
連下は手広く流したい。中でもダークシャドウは軽く見るわけにはいかない。前走の毎日王冠でも差のない競馬。巻き返しは可能である。この中間も順調そのもの。好走必至と見て間違いなしだ。
あとおもしろいのは、サクラゴスペルか。スプリント戦ではちょい足りないレースが続くが、そもそもマイル戦に良績ある馬。距離延長は歓迎だろう。軽視は禁物だ。