[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「“差し有利”マイネイサベルを信頼」

　今週末11月17日のWIN5は、東京の2レースがいずれもダート、京都の2レースがいずれも芝外回りと、かなり偏った構成。馬場の傾向さえうまく把握できれば正解にたどりつけるのではないかと思います。

　難しい一戦になりそうなのがWIN【3】の福島記念。ハンデキャップ競走であることに加え、レース展開も年によってだいぶ異なりますから、突破を第一に考えるならできるだけ手広く押さえるべきでしょう。

　いちおう06年以降は前走から中6週以上の馬が〈1-1-1-36〉。このうち、前走で3着以下に敗れていた馬は〈0-0-1-34〉と連対例がありません。大きな変わり身を見せるとしたら間隔を詰めてきた馬だと思います。

　早くから出走を表明していた馬の中では、やはり昨年の優勝馬ダイワファルコンが有力。秋冬のレースやゴール前の直線が短いコースなら堅実なタイプです。

　WIN【5】のマイルCSは実績馬が強いレース。06年以降の優勝馬はいずれも大舞台で好走経験のある馬でした。ただし、JRAGIで3着以内となった経験があったJRA所属馬のうち、同年にJRA重賞を制していなかった馬は〈0-0-0-26〉。最近のレースでも一定の結果を残している馬に注目すべきでしょう。

　特別登録を行った馬のうち、以上の条件をクリアしているのはクラレント、グランプリボス、ダノンシャーク、マイネイサベルの4頭だけ。予算に余裕があれば、4頭とも押さえておくに越したことはないと思います。もっとも、06年以降は前走の4角を5番手以内で通過していたJRA所属馬が〈1-3-2-45〉と苦戦気味。枠順や馬場の状況にもよりますが、前哨戦で差しに回っていたグランプリボスやマイネイサベルは、より信頼できそうです。

◆プロフィール　伊吹雅也（いぶき・まさや）　「JRAホームページ」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。最新刊「門外不出！　投票データから分かった！　WIN5の鋭い買い方」（東邦出版）が好評発売中。