疾風！ボートレース「恐れを知らぬ強襲 青木で高配当一発」

　11月13日【水】～18日【月】の「戸田オムロンカップ」は、GIIIとあって主力メンバーの層が厚く、原田幸哉、平尾崇典、吉永則雄、石塚久也らA1級13人が出場する。他にA2級12人、B1級が23人。こうなると人気は必ずA1級に偏り、彼らが敗れれば波乱という構図が自然と出来上がる。

　高配当一発、狙いたいのは滋賀の新鋭・青木玄太である。青木は現在A2級だが、実は新期5月から10月末日まで124走して1着37本、2着26本。2連対率50.8％、勝率6.79の快進撃を続けてきた。特にまくり旋回が鋭くなり、9月桐生の新鋭王座決定戦でも、最終日に3コースから松尾昂明、和田兼輔らをまくって3連単1万6930円の主役に躍り出た。

　最近3年間に戸田を走ったのは、わずか13走しかないが、その着取りは1着5本、2着3本。2連対率61.5％、勝率なんと7.38。しかも配当は高く、昨年3月25日第11R、4コースから瀬尾達也、赤坂俊輔らを破ったレースは3連単1万4140円。昨年9月2日第5R、大外6コースから鮮やかに別府正幸、永井源らをまくり差したレースも、3連単1万1140円の高配当だった。

　伸び盛りの26歳。恐れを知らぬ強襲が、今回もまた波乱を巻き起こすだろう。

　なお、青木の次走地は11月25日～29日の「芦屋一般戦」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周