疾風！ボートレース「天才的な旋回力 田村が本領発揮」

　まず思い出すのは9月29日の児島周年第11R、3コースから05のスタート一発、今をときめく瓜生正義を4着に沈めると、これがなんと3連単6万3010円の大波乱。その3日前の26日第7R、西山貴浩を2コースから差し、5着に落としたレースも2万1360円の穴。9月10日の多摩川周年第5R、3コースからまくり、山口達也が4着に消えたレースも3万8100円の波乱を呼んだ。

　さらにSGのケースを言えば、6月25日の常滑グラチャン第1R、3コースからまくって平本真之を5着に沈めたレースは3万5490円。5月26日の福岡笹川賞第9R、4コースからまくり差し、太田和美が6着に終わったレースも3万340円だった。

　数多くの強敵を破ってきたのは天才的な旋回力の証拠。そしてこんな配当を連打したのは、旋回力がまだまだ一般に知られていない証拠だろう。SG「チャレンジカップ」（11月19日【火】～24日【日】）が行われる津はインが強い水面。田村が本領を発揮してインが消えると配当は高すぎるほど高い。

　なお、田村の次走地は12月4日～9日の「徳山MB大賞」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周