疾風！ボートレース「56歳の大ベテラン 鈴木が波乱連発！」

　最近、鈴木幸夫の航跡がすごい。11月15日までの半年間に123走して1着なんと45本、2着23本。2連対率55.3％、勝率6.84。この間に優出7回、優勝1回。とても56歳とは思えない迫力である。

　鈴木のような大ベテランが1着を走れば、むろん配当が安いわけはなく、例えば10月29日芦屋第4R、2コースから09のスタートで飛び出し、大神康司を差したレースは、3コースの井川正人が2着、インの大神が3着。スロー水域3人で決まって3連単1万1650円の大穴。10月5日若松第10R。同じく2コースから高橋英之をまくったレースも、3連単1万3390円の高配当だった。

　さらに思い出すのは9月23日尼崎優勝戦。6番人気の鈴木がコンマ08のトップスタート一発、3コースから鮮やかに小坂尚哉、飯山泰を差した。3番人気の今村暢孝が2着を追撃、2番人気の飯山が3着。断然の1番人気・小坂が6着に沈むと、これが2連単1万240円、3連単3万7080円の波乱を呼んだ。

　その鈴木が11月30日【土】～12月3日【火】の「平和島一般戦」を走る。ここは過去3年間に24走して1着6本、2着9本。2連対率62.5％を記録してきた得意水面。今回も必ず穴党ファンの期待に応えるだろう。

　なお、鈴木の次走地は12月7日～12日の「唐津一般戦」となっている。

◆ボートレース評論家・水上 周