[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「レーヴデトワールかマーブルカテドラル」が勝つ

　今週末12月8日のWIN5は波乱を期待できそうなレースがそろった印象。出走頭数やメンバー構成にもよりますが、手広く構える価値はあると思います。

　WIN【3】はカペラS。前走好走馬が強いレースです。また、JRA、かつダート1400メートル以上、かつ1000万下から上のクラスのレースで優勝経験のない馬は08年以降〈0-1-3-32〉。やや長めの距離に実績がある馬を重視すべきでしょう。

　早くから出走を表明していた馬のうち、シルクフォーチュンは昨年カペラS1着を最後に好走例がなく、セイクリムズンも今秋は連対なし。3連勝中のスイートジュエリーも1400メートル以上のレースに実績がないので過信禁物と見ました。

　WIN【5】は2歳牝馬チャンピオン決定戦の阪神JF。こちらも前走好走馬が強いレースです。また、前走で2着以内に好走していた馬のうち、その前走で出走メンバー中2位以内の上がり3ハロンタイムをマークできなかった馬は、06年以降〈0-1-1-20〉。たとえ前走着順がよくても、先行力を生かしたいタイプは割り引きが必要でしょう。さらにJRA、かつ芝1600メートル以上のレースで優勝経験がない馬も06年以降〈0-3-2-63〉と勝ち切れていません。

　注目を集めそうなのは牡馬相手のJRA重賞を勝っているクリスマス、ハープスター、ホウライアキコ、レッドリヴェールあたり。

　しかし、前走から中8週以上の馬は06年以降〈0-0-2-15〉と連対例がなく、ハープスターやレッドリヴェールは臨戦過程に不安が残ります。前走内容がいまひとつだったクリスマス、どちらかといえば先行脚質のホウライアキコも過信禁物。これなら、前走が好内容だったマーブルカテドラルやレーヴデトワールを狙ってみたいところです。

◆プロフィール　伊吹雅也（いぶき・まさや）　「JRAホームページ」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。最新刊「門外不出！　投票データから分かった！　WIN5の鋭い買い方」（東邦出版）が好評発売中。