[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「1600m2連勝のショウナンワダチ中心！」

　新刊「ウルトラ回収率2014─2015」（ガイドワークス）は、「中山芝1600メートルの昇級緒戦」「阪神芝1600メートル外回りの大外枠」など、データ分析から導き出された100個＋αの“機械的に買うだけで儲かる局面”を紹介している一冊です。自主的に検証していた発売日直前の開催で単勝2桁人気クラスの該当馬が激走するなど、全面的に監修した私自身も確かな手応えを感じています。どうぞご期待ください。

　今週末12月15日のWIN5は、発走時刻の関係でGIの朝日杯FSが3レース目に組まれる変則的なラインナップとなりました。その朝日杯FSは距離適性が1つのポイント。06年以降に限ると、JRA、かつ芝1600メートルのレースで優勝経験がある馬は〈5-0-5-29〉とまずまず堅実です。ただし、このうち前走で6着以下に敗れていた馬は〈0-0-0-8〉、前走が1600メートル未満のレースだった馬も〈0-0-0-8〉と、それぞれ好走例がありません。

　一方、JRA、かつ芝1600メートルのレースで優勝経験がなかった馬のうち、前走がJRA重賞以外だった馬は〈0-0-1-34〉、前走で4着以下に敗れていた馬は〈0-1-0-18〉。主要な前哨戦の上位入線馬以外は評価を下げるべきでしょう。

　なお、JRA、かつダートのレースで優勝経験があった馬は〈0-0-0-6〉、前走の4角を2番手以内で通過していた馬は〈0-1-1-24〉。ダートに適性のある馬や、先行力が高すぎる馬も苦戦していました。

　注目はショウナンワダチ。JRA、かつ芝1600メートル以上のレースで2連対以上、かつ連対率100％だった馬は08年以降〈3-1-2-9〉と安定しています。前走が好内容だったアトム、プレイアンドリアルもマークしておきたいところです。

◆プロフィール　伊吹雅也（いぶき・まさや）　「JRAホームページ」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。最新刊「門外不出！　投票データから分かった！　WIN5の鋭い買い方」（東邦出版）が好評発売中。