[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ジェンティルドンナは万全の態勢!」 ツイート 2014/02/13 女傑ジェンティルドンナの華麗な走りを楽しむことができるのも今年でおしまい。春はこの京都記念を叩き台としてドバイに遠征する予定で、帰国後の秋はジャパンカップ3連覇達成を軸として組み立てられるものと予想されている。 今回の鞍上は福永祐一騎手。といっても「お試し」のようなワンポイントで、次走のドバイシーマクラシックはジャパンカップを勝った英国のライアン・ムーア騎手を起用することがすでにオーナーサイドから発表されている。同馬の主戦から下ろされた形の岩田騎手のエージェントK氏は、福永騎手のエージェントも請け負っており、そこは意地を見せて京都記念だけは死守した形と言えばいいのだろうか。 しかし、当事者としてはプレッシャーも半端ない重さのようで、「負けたってかまわないんだよと言われているんですが、本心は決してそうじゃないわけで、逆に責任の大きさを感じています」と神妙な表情。オーナーサイドの力はまさに強大で、あの岩田騎手でもあっさりと首をすげ替えられてしまう時代なのだ。 「負けたってかまわない」というのは言葉のアヤで、仕上がり途上であるわけではない。担当の日迫調教助手は福永祐一騎手とは母方の血縁で、恥をかかせるような仕上げをするはずがない。「勝ちにこだわって無理な競馬をさせないでくれよ、ぐらいのニュアンスであることぐらい、祐一ならよくわかっていますよ」と、余裕の発言。これを聞かせてもらえば、無理に本命をひねる必要はない。実力どおりの評価でいい。 初距離ですごい切れ味を発揮したトーセンラーのマイルCS。ここはそれ以来の実戦だが、京都コースに圧倒的な実績を持っているこの馬にとってはもちろん既定の路線。この距離が長いという心配ももちろんいらない。 デスペラードは、横山典騎手がこの馬にこだわっているらしいのが不気味。ここも二つ返事の京都遠征で、GIメンバーがいても「楽しみだと思っている」と決して下手には出ない。順調に使ってきている強みは軽視できない。 上昇度ならラキシス。メイショウマンボを相手に粘りに粘ったエリザベス女王杯の内容はみごとで、ここで名を上げれば牡馬路線に殴り込みも考えている様子。角居厩舎だけに、よけい怖い。 勝ち切るだけのパンチはなくとも、アンコイルドの堅実味にも注意。 タグ: アンコイルド,ジェンティルドンナ,デスペラード,トーセンラー,ラキシス,片山良三,福永祐一,競馬,週刊アサヒ芸能 2014年 2/20号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [宮城県] [千葉県] [福井県] [熊本県] [岐阜県] [栃木県] [宮城県] [愛媛県] [愛媛県] [愛媛県]
女傑ジェンティルドンナの華麗な走りを楽しむことができるのも今年でおしまい。春はこの京都記念を叩き台としてドバイに遠征する予定で、帰国後の秋はジャパンカップ3連覇達成を軸として組み立てられるものと予想されている。
今回の鞍上は福永祐一騎手。といっても「お試し」のようなワンポイントで、次走のドバイシーマクラシックはジャパンカップを勝った英国のライアン・ムーア騎手を起用することがすでにオーナーサイドから発表されている。同馬の主戦から下ろされた形の岩田騎手のエージェントK氏は、福永騎手のエージェントも請け負っており、そこは意地を見せて京都記念だけは死守した形と言えばいいのだろうか。
しかし、当事者としてはプレッシャーも半端ない重さのようで、「負けたってかまわないんだよと言われているんですが、本心は決してそうじゃないわけで、逆に責任の大きさを感じています」と神妙な表情。オーナーサイドの力はまさに強大で、あの岩田騎手でもあっさりと首をすげ替えられてしまう時代なのだ。
「負けたってかまわない」というのは言葉のアヤで、仕上がり途上であるわけではない。担当の日迫調教助手は福永祐一騎手とは母方の血縁で、恥をかかせるような仕上げをするはずがない。「勝ちにこだわって無理な競馬をさせないでくれよ、ぐらいのニュアンスであることぐらい、祐一ならよくわかっていますよ」と、余裕の発言。これを聞かせてもらえば、無理に本命をひねる必要はない。実力どおりの評価でいい。
初距離ですごい切れ味を発揮したトーセンラーのマイルCS。ここはそれ以来の実戦だが、京都コースに圧倒的な実績を持っているこの馬にとってはもちろん既定の路線。この距離が長いという心配ももちろんいらない。
デスペラードは、横山典騎手がこの馬にこだわっているらしいのが不気味。ここも二つ返事の京都遠征で、GIメンバーがいても「楽しみだと思っている」と決して下手には出ない。順調に使ってきている強みは軽視できない。
上昇度ならラキシス。メイショウマンボを相手に粘りに粘ったエリザベス女王杯の内容はみごとで、ここで名を上げれば牡馬路線に殴り込みも考えている様子。角居厩舎だけに、よけい怖い。
勝ち切るだけのパンチはなくとも、アンコイルドの堅実味にも注意。