[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「GI馬4頭が上位を独占する」

　降雪による順延などがあった1回東京も最終週。今年最初のJRAGIフェブラリーSが開催されます。

　08年以降のフェブラリーSは実績馬が圧倒的に優勢。優勝馬6頭はいずれもダートのJRAGIかダートグレード競走のGIで優勝経験があった馬です。なお、08年以降の1～3着馬18頭中、JRAGIかダートグレード競走のGIで3着以内の経験がなかったのは、09年2着のカジノドライヴだけでした。

　あとは、前走好走馬が非常に堅実な点もポイント。何らかの理由で人気の盲点になるような馬がいなければ波乱は期待できません。

　注目はニホンピロアワーズ、ベルシャザール、ホッコータルマエ、ワンダーアキュートのGI馬4頭。実績や前走内容は申し分なく、逆転を期待できそうな馬も見当たらないので、よほどのことがなければ上位を独占すると思います。

　ちなみに、前走が東京大賞典、かつ3着以内だった馬は09年以降〈0-0-3-1〉。前走が川崎記念、かつ2着以内だった馬も08年以降〈0-1-2-2〉と勝ち切れていませんでした。WIN5向きにもう少ししぼり込むなら、ニホンピロアワーズやベルシャザールを重視すべきでしょう。

　WIN【3】の小倉大賞典も実績馬が強いレース。07年以降、かつ小倉で開催された年に限ると、JRA重賞で好走経験のない馬は苦戦していました。また、この間はJRA、かつローカル場、かつ芝1600～2000メートルのレースで優勝経験のない馬が〈0-1-0-14〉。ローカル向きではない馬も評価を下げたいところです。

　早くから出走を表明している馬の中では、やはりカルドブレッサが楽しみ。ゴール前の直線が短いコースは合っていると思います。

◆プロフィール　伊吹雅也（いぶき・まさや）　「JRAホームページ」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。最新刊「門外不出！　投票データから分かった！　WIN5の鋭い買い方」（東邦出版）が好評発売中。