[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「人気の盲点ホッコーサラスター妙味」 ツイート 2014/03/13 展開が読めない、もちろん結果もまったく見えない、というレースは決して珍しくない。逆に、これは簡単と思えたレースがまったく見当違いだったなどということも日常茶飯事なわけで、競馬は本当に難しい。 若い頃、奨励会に在籍して将棋のプロを目指していた筆者は、将棋の修行の重さに耐え切れずに、競馬の研究とコンピュータのプログラミングに時間を費やした時期があった。その時に思ったのは、将棋はいつの日かコンピュータに読み切られてしまうかもしれないが、競馬だけはコンピュータをもってしても解析されることはないだろうということ。 なぜかというと、競馬は同じメンバーが同じ体調で対戦したとしても、展開はそのつど違うし、何よりもレース中の有利不利が最も大きな勝敗を分けるファクターとして存在しているからだ。それに気づいた時に、コンピュータで競馬を何とかしてやろうという試みはきっぱりやめた。 ちなみに将棋はどうかというと、今やコンピュータがプロ棋士のトップレベルの実力に近づいている。20代に感じた直感は間違っていなかったようだ。 このフィリーズレビューは、展開どころか、人気も読めない混戦。10回やれば10回違った結果になる、と断言できるほどだ。それをたった1回しかやらないレースで的中を競うわけで、こんな時は配当が付くところを狙うに限る。 武豊騎手のベルカントは「桜花賞よりここが勝負」とジョッキー本人が言っているほどで、狙う価値は十分。ただ、フクノドリームも今回は本来の逃げの手に出たいはずで、逃げ争い一つ取っても予測は困難を極める。 ホウライアキコの巻き返しも怖いし、2戦2勝のエスメラルディーナの底も知れない。ヤマノフェアリーはリーディングトレーナー矢作厩舎の勢いがあるし、アドマイヤビジンの紅梅Sも評価しなければいけない。まったく、こんなに勝つ可能性がある馬がたくさんいる競馬も珍しいほどだ。 そういう状況下で、前走500万の平場勝ちのホッコーサラスターを狙ってみる。 前々走の3着を見た印象は決め手がもの足りない馬でしかなかったが、前走は打って変わって鋭い決め手を使ってスパッと抜けてきた。もともと着外なしの堅実派だし、こういう上昇を見せる馬は買うべしが筆者のセオリー。人気の盲点になりそうで、おいしい配当が望める。 タグ: アドマイヤビジン,エスメラルディーナ,フィリーズレビュー,フクノドリーム,ベルカント,ホウライアキコ,ホッコーサラスター,ヤマノフェアリー,片山良三,競馬,週刊アサヒ芸能 2014年 3/20号 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [茨城県] [東京都] [宮城県] [静岡県] [岩手県] [愛媛県] [鹿児島県] [沖縄県] [岡山県] [静岡県]
展開が読めない、もちろん結果もまったく見えない、というレースは決して珍しくない。逆に、これは簡単と思えたレースがまったく見当違いだったなどということも日常茶飯事なわけで、競馬は本当に難しい。
若い頃、奨励会に在籍して将棋のプロを目指していた筆者は、将棋の修行の重さに耐え切れずに、競馬の研究とコンピュータのプログラミングに時間を費やした時期があった。その時に思ったのは、将棋はいつの日かコンピュータに読み切られてしまうかもしれないが、競馬だけはコンピュータをもってしても解析されることはないだろうということ。
なぜかというと、競馬は同じメンバーが同じ体調で対戦したとしても、展開はそのつど違うし、何よりもレース中の有利不利が最も大きな勝敗を分けるファクターとして存在しているからだ。それに気づいた時に、コンピュータで競馬を何とかしてやろうという試みはきっぱりやめた。
ちなみに将棋はどうかというと、今やコンピュータがプロ棋士のトップレベルの実力に近づいている。20代に感じた直感は間違っていなかったようだ。
このフィリーズレビューは、展開どころか、人気も読めない混戦。10回やれば10回違った結果になる、と断言できるほどだ。それをたった1回しかやらないレースで的中を競うわけで、こんな時は配当が付くところを狙うに限る。
武豊騎手のベルカントは「桜花賞よりここが勝負」とジョッキー本人が言っているほどで、狙う価値は十分。ただ、フクノドリームも今回は本来の逃げの手に出たいはずで、逃げ争い一つ取っても予測は困難を極める。
ホウライアキコの巻き返しも怖いし、2戦2勝のエスメラルディーナの底も知れない。ヤマノフェアリーはリーディングトレーナー矢作厩舎の勢いがあるし、アドマイヤビジンの紅梅Sも評価しなければいけない。まったく、こんなに勝つ可能性がある馬がたくさんいる競馬も珍しいほどだ。
そういう状況下で、前走500万の平場勝ちのホッコーサラスターを狙ってみる。
前々走の3着を見た印象は決め手がもの足りない馬でしかなかったが、前走は打って変わって鋭い決め手を使ってスパッと抜けてきた。もともと着外なしの堅実派だし、こういう上昇を見せる馬は買うべしが筆者のセオリー。人気の盲点になりそうで、おいしい配当が望める。