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真木よう子 バストも露な自慰行為が話題になったあの映画を再検証(3) | アサ芸風俗

真木よう子 バストも露な自慰行為が話題になったあの映画を再検証(3)

真木よう子 バストも露な自慰行為が話題になったあの映画を再検証(3)

2014/03/27

真木よう子 バストも露な自慰行為が話題になったあの映画を再検証(3)

 重量級の乳房を揉みしだきながら、トワを演じる真木の呼吸が荒くなる。バックに流れるマーラーの交響曲5番が激しくなり、アクメの瞬間へと導いているかのようだ。

「それまでの真木は、美人だし演技力もあるけど、華がなくて客を呼べない女優と思われていた。だから『ベロニカ』では、勝負を賭けてきた。あれだけのプロポーションだから脱ぐのには勇気がいっただろうけど、1度だけ“デカい胸”を武器にしたんだと思う」(前田氏)

 絶頂が近づくにつれ、トワの体が後ろに反り返り、ガクンガクンと激しく揺れる。どこか固まったかのように凝視する男の前で、トワは昇り詰める。

「はううっ‥‥!」

 その瞬間、左の乳房は上に、右の乳房は下にと互い違いに揺れるさまは、まさに「昇天エネルギー」の爆発である。後ろに引っくり返るくらいにのけぞった顔からは、汗が四方に噴出──と、その瞬間に合わせサナトリウムの水道の蛇口やシャワー室から一斉に水があふれ出すという“暗喩”の映像。

「いわゆる『アートオナニー』になった感もありますが、あれだけのスタイルだし、汗まみれの迫力は十分。ここまでしても世に出るんだという気迫が伝わってくるし、実際に『ベロニカ』がなかったら今の真木よう子はなかった」(前田氏)

 真木の女優としての魅力は、セリフ回しに頼ることのない「目ヂカラ」、そして「シャープな動き」だと秋本氏は言う。そんな真木がアカデミー2冠でポジションを上げたことにより、今後の展開はどう変わってくるのか──。

「ある映画監督に聞いたことがあります。彼女は脱ぐことに関しては『女優なんだから』と抵抗感のないタイプだと。今回の『さよなら渓谷』でも受け身ではなく、前かがみになって欲望に忠実な女を演じた。どこかしら“持て余してる”という役が最も似合う」(コトブキ氏)

 2本の映画主演作で、それぞれに「全裸オナニー」と「半裸のハードなカラミ」という見せ場を演じた。殺到するオファーから選ぶ「第3弾」は?

「全裸で男とのカラミがないということは、まだ“脱ぎしろ”があるということ。それこそが女優としての代表作になるはずです」(前田氏)

 その実現まで、いましばらくは「ベロニカ」をヘビーローテーションしておこうか──。