吉高由里子 「蛇にピアス」で挑んだ壮絶カラミ映画をプレイバック(2)

吉高由里子 「蛇にピアス」で挑んだ壮絶カラミ映画をプレイバック(2)

2014/04/02

吉高由里子 「蛇にピアス」で挑んだ壮絶カラミ映画をプレイバック(2)

 アイドル事情にも詳しい漫談家・ユリオカ超特Q氏が言う。

「酒の匂いを残したまま現場に入ったり、トーク番組で下ネタを言ったりしてもイメージダウンにならない珍しいタイプの女優。ヌードがなかったことになっている常盤貴子や高島礼子と違って、この映画で脱ぎまくったことを隠さないのも好感度が高いです」

 近年の映画では、メジャーな女優が脱いだとしても1シーンだけということが多いが、吉高は惜しみなくヌードやカラミを連発しているのだ。

 演じたのは撮影時の年齢と同じ19歳のヒロイン・ルイ。クラブで知り合ったアマ(高良健吾)のスプリット・タン(蛇のように二股に切れ目を入れた舌)に興味をひかれ、同棲しながら、自身にもピアスや入れ墨を施していく。

 そんなルイの身体改造を請け負うのが彫師のシバ(ARATA、現在は井浦新に改名)だ。その「ドS」という性格が、吉高演じるルイに大きな変化をもたらすことになる。

 さて映画が始まって5分もたたないうちに、最初の見せ場がやって来た。吉高がナンパされた高良の部屋で抱かれるシーンだ。

 あっという間にフルヌードにされ、158センチ、B85・W63・H88のなまめかしいボディが大映しになる。

「すごく豊満という感じではないけど、体つきそのものは色っぽいですよ。暗がりの中で漏れてくるアエギ声もリアルで、彼女のプライベートが伝わってきそうです」(前出・ユリオカ氏)

 推定Cカップの小ぶりなバストだが、意外に重量感のあるヒップラインと合わせ、ムッチリとした肉づきであることがわかる。乳輪はやや大きめで茶褐色に近いが、その中心にある小粒な乳首は、シーンによってはピンと勃っていることが確認できる。

「骨ばっている感じがなくて、抱き心地のよさそうなボディ。完全にオジサン殺しの体です」(秋本氏)

 ただ抱き合っているだけでなく、勃起した乳首を何度も吸われ、大股を開いて男を受け入れる。

 コトブキ氏は、冒頭のシーンから“体当たり”の演技に共感する。

「せいぜい、イメージカットで終わってもいいものを、まさか乳首を舐められてて『ここまでいくんだ!』と思いました。5年後や10年後に語られることのない映画が多い中、間違いなく『蛇にピアス』はインパクトを残しましたね。結局、事務所うんぬんではなく、女優が納得したらシーンは成り立つということ」

 物語はルイとアマの恋物語だけでなく、彫師のシバが三角関係の形で関わり、より緊迫感と極限のエロスを高めていく‥‥。