[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ハープスターの相手はフォーエバーモア」

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ハープスターの相手はフォーエバーモア」

2014/04/10

[片山良三の競馬予想ブログ]武豊番、片山良三の栗東ナマ情報「ハープスターの相手はフォーエバーモア」

今春のGⅠレースで最も当てやすいのが、この桜花賞だろう。世代レベルが低い年だとは決して思わないが、その中でもハープスターのポテンシャルの高さは別格。「前半はどうしたって進んでいってくれないんです」(川田騎手)という心配な面もあったが、それでもレースの終盤だけで形勢を全てひっくり返すだけの爆発力を持っていることは、2歳のうちに証明済み。
圧巻は新潟2歳Sで、4コーナー最後方から直線だけで17頭を抜き去っただけでなく、そのあとで3馬身もの大きな差をつけた走りっぷりは鳥肌ものだった。その上がり時計は32秒5。新潟2歳Sは毎年勝ち馬が強く見える危険なレースだが、筆者は突き抜けたあとの3馬身に大きな価値を感じた。
2歳総決算の阪神ジュベナイルフィリーズのハナ差2着はまさに取りこぼし。あんなに下手に乗ったのにそれでも勝ちそうになったことで、川田騎手にも根性が備わったと思う。チューリップ賞は、馬の力を信じて進路が塞がることがない大外を回っての楽勝で、あれができるのなら何も心配はいらない。本番のほうがペースが速くなって隊列が縦長になる(つまり細くなる)ことが予測されるわけで、どこからでも突き抜けてくるはずだ。堅い本命。
相手探しに専念していいレースだが、だからこそ馬券はしぼらなければいけない。唯一ハープスターに土をつけたレッドリヴェールは3戦全勝馬で侮れないが、桜花賞が今年の初戦で、そのわりに追い切りの本数が足りないのが何とも頼りない。積極的に買いたいという気持ちにさせてくれない。
武豊騎手のベルカントはトライアルの勝者だが、彼自身の口から「1400㍍がベスト」と、1ハロンの延長に対する疑問符が聞こえてきており、こちらも頼りない。
阪神JFでハープスターのハナ差3着だったフォーエバーモアが最も信頼に足りそうだ。その後クイーンCの勝利も加えて、4戦3勝。先行して先に抜け出すのはこの馬で、そのあとでハープスターに強襲されたとしても、2着を確保できる力は十分に備えている。馬券は◎○の1、2着固定で。
3着候補には、前走の凡走で急激に人気を落とした、ホウライアキコ、マーブルカテドラル。そして、旬を迎えているハーツクライ産駒からヌーヴォレコルトも。