[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「基本線はキズナ1頭勝負！」

5月4日のWIN5は、対象5レースが全てオープンクラスのレース。過去のレース傾向を参考に買い目をしぼり込みましょう。

WIN【5】の天皇賞・春は前走好走馬が強いレース。大敗から一変したのは若くて距離適性の高い馬だけです。一方、前走が3着以内だった馬のうち、JRAGIで5着以内となった経験がある馬は04年以降〈6 7 5 34〉と安定していました。

注目はやはりキズナ。休養明け緒戦の前走が申し分のない内容でしたし、脚質や血統から京都芝外回りに替わる点もプラスだと思います。一方、ウインバリアシオンやゴールドシップは京都芝外回りがベストというタイプではなさそう。昨年の優勝馬フェノーメノも前走内容が強調できませんし、予算に余裕がなければキズナの1頭勝負を基本線としたいところです。

なお、09年以降に単勝オッズ10倍以上で優勝を果たした3頭は、いずれも1枠の馬でした。予算に余裕があれば、該当馬を無条件で押さえるのもおもしろいんじゃないでしょうか。

5月11日のWIN5も、重賞が2鞍、オープン特別が2鞍という豪華なレース構成になりました。

WIN【5】のNHKマイルCはあえてコース適性を軽視したい一戦。08年以降に連対を果たした馬の大半は、ゴール前の直線に急坂があるコースの重賞で好走経験のあった馬です。また、父も母の父もサンデーサイレンス系以外の種牡馬だった馬は08年以降〈0 2 1 52〉と苦戦しています。

比較的信頼できそうなのはショウナンアチーヴ。先行力の高い馬が多くなりそうなので、恐らくこの馬向きの展開になるでしょう。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや） 「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「本当に儲かる騎手データブック 馬券の勝ち組は騎手を野次らない」（ガイドワークス）が発売中。