[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「福島芝はカーリアン一族に注目」

六本木の夜の街にはカーリアンという大人の社交場があったんですが、そこのお姉さんに「アフターで飲みに行こうよ」と誘うと、たいてい同じビルのジェネラスというカラオケ店に連行されたものです。カーリアンからジェネラスのローテーションを組むと、20万ぐらいは軽く吹っ飛びます（笑）。

ジェネラスは凱旋門賞馬でカーリアンの子。カーリアンは日本でもシンコウラブリイ、ゼンノエルシド、エルウェーウィン、フサイチコンコルドなど数々のG1馬を出した名種牡馬。

なんて、突然、六本木とカーリアンの話を思い出したのは、先週の東京芝で大儲けしたお金で六本木で遊んでいたから、だけではありません。カーリアンの一族は、福島の芝が絶好の稼ぎ場だから思い出したのです。

2012年以降、福島の芝でカーリアンの血を持つ馬を全て購入した場合、複勝率は22%。複勝回収率は133%とプラス収支。さらに前走で3コーナー7番手以内に先行していた馬にしぼると、単勝回収率も140%。複勝回収率も170%と大幅なプラス収支に上昇。福島芝でカーリアン系を買えば、六本木の夜にカーリアン系で遊ぶお金ぐらいは余裕で稼げます。

福島芝でカーリアンの血が強いのは、時計は速いけれども、持続力が要求されるレースパターンが多いから。カーリアンの父系であるニジンスキー系は、勝ち時計は速いものの、上がりはかかる展開が得意な一族。

ニジンスキー系は古くからレコード決着に強いですが、ゼンノエルシドも京王杯AHで1分31秒5を記録した時の上がりは34.5。上がり時計はかかっていました。

なお、福島芝の距離別成績を見ても、芝1200メートルが複勝回収率197%。1800メートルも212%。距離を問わず高い期待値を示すのは、福島芝の「時計は出るが上がりがかかる」馬場とコースの構造がニジンスキー一族によほど合うためです。

福島芝に強いニジンスキー系の血を持つ馬は亀谷ホームページで無料で見られます。ぜひ、お宝探しの参考にお役立てください。

◆プロフィール 亀谷敬正（かめたに・たかまさ） テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com。推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「血統ビーム黄金ガイド」(ガイドワークス)が好評発売中。