[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ベストウォーリアは狙い目！」

競馬が他のギャンブル、いや他のスポーツにはない魅力は「遺伝子のファン」になれることです。すなわち「血統」を追いかける楽しさですね。例えば、競輪で好きな選手がいたとしても、その子がデビューすることはマレですし、デビューしても20年後ですから（選手自体は競走馬よりも長く走ってくれますが）。

しかし、競馬は「遺伝子」にホレ込むことで大金を手にするケースも多々あるのが、他のギャンブルにはない魅力。

例えば、現在、世界最高レーティングを獲得しているジャスタウェイ。馬主さんはハーツクライの遺伝子を継いだ子を買うために馬主になり、セリでジャスタウェイを購入しました。ヴィルシーナを購入した大魔神・佐々木主浩さんはヴィルシーナの母ハルーワスウィートの子を4頭所有。ハルーワスウィートにホレ込んで買われたのでしょう。

もちろん、馬券でも「一つの遺伝子」にホレ込むことで大儲けすることは可能です。例えば、今の日本の競馬はエーピーインディ系にホレ込めば、馬券的に成功を収める（プラス収支にする）ことは簡単に実現できます。

というコラムは、もう何年も書き続けていますが、何年も儲かり続けているのだからしかたありません。これからも年に数回コラムを使い回すためにも（笑）、エーピーインディ系には頑張ってもらいたいものです。

エーピーインディ系で何年も儲かり続けるのは、ダートで強い産駒を安定して出すから。そして「血統」だけにホレ込んで大金を投入するプレイヤーがまだまだ少ないからです。特に儲かる条件はダート1400メートルです。

13年以降、ダート1400メートルのエーピーインディ系は単勝回収率が181%。複勝回収率が139%。1400メートルはエーピーインディ系が得意とするスピードの持続性を問われる条件が多いこと。加えて、ダートのカテゴリーでは直線の長いコースで行われること。さらにアメリカの競馬同様、左回りで行われるレースが約半数を占めることもエーピーインディの持ち味を引き出す要因です。

ダート1400メートルで行われるプロキオンSにも、エーピーインディ系のベストウォーリアが出走を予定しています。それなりに人気でしょうが、2人気以下なら買う価値は十分にあるでしょう。

◆プロフィール 亀谷敬正（かめたに・たかまさ） テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com。推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「血統ビーム黄金ガイド」(ガイドワークス)が好評発売中。