[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「勝ち馬候補4頭から枠順でしぼる」

今週末11月2日のWIN5は、終盤の2レースにおもしろい傾向があります。

WIN【4】のカシオペアSは“格”を問われるオープン特別。条件クラスやオープン特別、G3のレースでしか好走経験のない馬は苦戦していました。また、同じく09年以降の傾向では、6歳以上、かつ前走で3着以下に敗れていた馬は〈0 0 2 27〉。高齢馬も評価を下げるべきでしょう。ちなみに、5歳以下、かつ前走の着順が5着以内だった馬は〈4 3 1 7〉と堅実です。

WIN【5】の天皇賞（秋）はコース適性がポイント。東京芝のG1かG2で連対経験がなかった馬は、09年以降〈0 0 1 46〉と連対例がありません。コース替わりが歓迎できない馬は評価を下げるべきだと思います。

また、今年に関しては臨戦過程も重視したほうがよさそう。前走との間隔が中10週以上だった牡馬は09年以降〈0 1 2 12〉と勝ち切れていません。札幌記念からの直行で好走した馬は少なくありませんし、もっと間隔を空けていても牝馬は比較的信頼できる印象なのですが、ぶっつけ本番の牡馬が勝ち切る可能性は低いと見るべきでしょう。

なお、近年は前走で京都大賞典やオールカマーに出走していた馬も不振。さらに、6歳以上、かつ前走で2着以下に敗れていた馬は〈0 0 0 29〉と苦戦しています。

特別登録を行った馬のうち、以上の条件に一つも引っ掛からないのはイスラボニータ、ジェンティルドンナ、デニムアンドルビー、ラブイズブーシェの4頭だけ。セントライト記念を勝って臨むイスラボニータは特に信頼できそうです。

ちなみに09年以降は7～8枠の馬が〈0 0 0 29〉。最終的には枠順も加味したうえで押さえるべき馬をしぼり込みましょう。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや） 「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「現在の勝負気配が分かる 騎手×調教師 黄金タッグ」（ガイドワークス）が好評発売中。