風俗・AV界を大胆予測！アベノミクスならぬ“コカンノミクス”を徹底検証

アベノミクスの成否より気になるのが“コカンノミクス”の情勢だ。

まずは、風俗業界からイッてみよう。近年、全国で無店舗型のデリバリーヘルスが隆盛を極めてきたが、風俗情報誌「俺の旅」編集長・生駒明氏が“古豪復活”を断言する。

「実は12年に開業したスカイツリーが呼び水となり、全国から東京観光に来た男性客が東京土産として吉原で入浴して帰る流れができました。売り上げが3倍増になった店もあります。特徴として総額1万円台の格安店が増えましたが、それでもレベルの高い泡姫がわんさと在籍している。しかも、朝7時までに並べば6000～7000円という激安早朝サービスを行っている店まであります。いよいよ今年、吉原ソープが活況を呈しそうです」

思わぬスカイツリー効果に股間のツリーもマックス大となりそうだ。

「一番の人気は人妻・熟女店です。かつて吉原で30代といえば“格落ち”扱いでしたが、今や癒やしを求める若者、年配層を問わず三十路泡姫が幅広く支持されています。格安店なら『エンジェルシリカ』、高級店なら『プレジデントクラブ』『ローテンブルク』などがレベル、サービスともに満足できるはず」（生駒氏）

昨今は保守的だったソープが、人妻、激安店、過激サービスで大変身しているのだ。

「中でも人気なのがコスプレを取り入れたイメージソープです。吉原の『ラバーズ』ではメイドやナースなど多種のコスプレが好評で連日大盛況です。神戸・福原の『社長と秘書』では、本格的な社長室でOL泡姫とセクハラプレイが楽しめます。滋賀・雄琴の『大手町商事』でも新人研修育成コースなどが人気です。やはり日々の仕事が厳しいだけに非日常が求められるのでしょう」（生駒氏）

今年は吉原大門をくぐり王道ソープへ原点帰りだ。

それでも「エロは素人に限る」という人には、新しい出会い系に注目。ライターの尾谷幸憲氏が語る。

「最近、銀座などを歩いていると60代のこじゃれたオヤジと若い娘のカップルがやたら目につくんです。年金支給が始まった団塊世代が“ヤリチンじじい化”する“2015年問題”が来ると予測しています」

夢のようなカップリングの状況を聞いて、我も続けという向きにはこんなツールがお勧めだ。

「最近外国人から紹介された『Tinger』という出会いアプリです。米国発のデートアプリで、近所にいる登録者と出会えるため、ソチ五輪の選手村で大流行しました。その日本版なので設定なども簡単なうえ、顔写真で相手を選べるのがすばらしい」（尾谷氏）

登録にはFacebookのIDを使う必要があるが、一度登録すれば付近にいる登録者のプロフィールを風俗名鑑よろしく写真付きで選びたい放題という。

「遊び方はまさに釣りゲームと一緒です。寝しなにこのアプリをチェックし、気になる相手に対して『いいね』ボタンをまき餌のごとく押しておく。翌朝にはそのうち数人とマッチングが成立しています。釣った魚は煮るなり焼くなりご自由に─。日本にいる外国人だからカタコト英語や日本語だけでも大丈夫です。これで下半身のグローバル化が進むでしょう」（尾谷氏）

「マッサンブーム」に乗じて、目指せパツキン妻！

ラストはAV界の新トレンドをライターの大坪ケムタ氏が明かす。

「昨年4月、上海でのアダルトグッズ見本市を取材してきたのですが、3日間で2万人ほども集める盛況ぶりだった。壇上にJulia、北川エリカなどAV女優が登場するとブースが壊れるほどの熱気でした」

アダルト業界では日本がアジア最上位国なのは揺るがないが、中国語を1年半ほど前からレッスン中というのは沖田杏梨ちゃんだ。

「きっかけは『微博（ウェイボー＝ 中国版ツイッター）』です。せっかくなら中国語でつぶやいたほうが喜ばれるかなって。漢字がわかっても意味が全然違うんで中国語は難しい。それでも、正確さが求められるイベント告知以外は自分で打ち込んでます。中国のファンは桁違いの数ですよ」

現在のフォロワーは136万人超だという。

「14年は香港映画に出演したほか、パソコンの発表会、政府公認アプリのキャンペーンとか裸とは関係ない仕事も多かったですが、15年も中国をはじめ海外でメチャメチャ頑張るつもりです」

すでに、中国の「13億人市場」がご開帳済みか！？

「もっとも、海賊版や違法アップロードの問題があり、AV本体では中国での商売は難しい。当面はグッズ関連やイベントが主となるのでは」（大坪氏）

いずれにせよアジアの懸け橋となるのは日本ブランドのAV女優に違いない。