トップAV女優「上原亜衣」が無修正デビューするって！（2）

別の男優も上原の仕事ぶりをこう明かす。

「現場ではとにかく明るく、何十人もの男優を相手にする企画でも、嫌な顔ひとつ見せません。フェラの時には、肉厚の舌をはわせて1本1本手を“ヌカ”ず、丁寧にしぼり出していた。キスの時には絶対に目を閉じずにジッと見つめてくるので、ドキドキしちゃいます」

この作品の内容はまだベールに包まれたままだ。しかし、カリビアンコムのホームページ内では、上原が撮影中に使用した下着のオークションが行われており、そこに一人エッチをしている写真も掲載されている。大坪氏が言う。

「カリビアンコムは、モロ出しが最大の見どころ。そのためキスから挿入というシンプルな流れで陰部をクローズアップした作品が多い」

これまで無修整といえば、「流出」が付き物で、12年にはあるメーカーの作品が、本人の許可なくモザイクなしで販売された。熟女女優として人気だった菅野しずかはその一人だ。すでに引退していたものの、以前発売された出演作の流出を知り、自身のブログで、〈大きくプライドを傷つけられましたのでさすがに我慢ができませんでした〉（原文ママ）

と、怒りの心情をつづっている。昨年4月にも人気AV女優11人の作品がネットに流出し、拡散する騒動となったが、今回は、

「トップ女優本人が合意した珍しいケースで、業界でも驚きの声が上がっています」（AV制作スタッフ）

承知の上となれば、今後も上原が「裏」作品に出続ける可能性が出てくる。気になるのはお金の話だが、AV関係者が相場についてこっそり明かしてくれた。

「知名度があって100本以上出演していれば、『表』の1本当たりのギャラは30万～50万円。『裏』の場合は200万円が妥当です」

「表」と「裏」作品を線引きするモザイク。出演する女性にはどんな意味があるのか。「アダルトビデオ最尖端」（コアマガジン）などの著者・藤木TDC氏が語る。

「性行為をしていること自体に変わりないので、結局はギャラしだいで出演する女性が増えています」

上原の決断は、AV業界のあり方にも影響を及ぼすと、藤木氏は続ける。

「ネットにこれだけ無修整が氾濫する中、プロダクションとしてはやらざるをえない“新たな”選択だったのかもしれません。トップ女優が先駆者となり、それに続く女優が現れるのかは見守る必要があります。プロダクションによっては、『表』の作品が売れなくなるなど、無修整を必ずしもよしとしていないので、二極化が進むきっかけになるでしょう」

観る側としては、ティッシュを持って、愚息とひたすら待つばかりだ。