[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「「マーメイドS」はコース適性重視」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「「マーメイドS」はコース適性重視」

2015/06/11

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「「マーメイドS」はコース適性重視」

先週の安田記念で春のG1シリーズは一段落しましたが、今週も馬券的に楽しみな重賞が施行されます。

WIN(4)のマーメイドSはコース適性に注目したい一戦。10年以降の優勝馬5頭はいずれも阪神芝のレースで優勝経験がある馬でした。ただし、阪神芝2000メートル以上のレースで優勝経験があった馬は連対例なし。意外なことに、今回と同じ阪神芝・内2000メートルに実績がある馬も過信禁物です。

距離適性に関してもう少し補足すると、JRA、かつ2100メートル以上のレースで3着以内となった経験がある馬は〈0 1 2 19〉。また、JRA、かつ500万下から上のクラス、かつ芝1800メートル以下のレースで優勝経験がない馬も〈0 1 0 20〉と苦戦しています。

注目は阪神芝1800メートル以下のレースで優勝経験があるイリュミナンスとシャトーブランシュ。12年(グルヴェイグ)と14年(ディアデラマドレ)に格上挑戦の馬が勝っていますし、実績が見劣りする点は度外視してかまいません。同じパールS組でチューリップ賞2着の実績があるウインプリメーラも楽しみです。

WIN(5)のエプソムCは前走のレースぶりがポイント。エイシンヒカリなど、傾向に引っ掛かる馬は思い切って軽視するべきでしょう。また、10年以降の優勝馬5頭はいずれも馬齢が5歳以下。若い馬を重視すべきだと思います。さらに、ここ5年は5~8枠の馬が〈0 2 0 45〉。圧倒的に内枠有利である点も見逃せません。

早くから出走を表明しており、かつ人気が予想される馬に限ると、枠順以外の条件をクリアしているのはサトノアラジンとフルーキーくらい。あとはWIN(1)~(4)で選ぶ頭数やエプソムCの枠順が決まってから微調整してみてください。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2015-2016」(ガイドワークス)が好評発売中。