[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ティーハーフは前走以上に走る」

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ティーハーフは前走以上に走る」

2015/06/18

[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ティーハーフは前走以上に走る」

今年のダービー馬ドゥラメンテは父ミスプロ系のキングカメハメハ。母系にはサンデーサイレンスに加え、日本のオークス馬。日本では父がミスプロ系の馬は、母にサンデーの血を持っていない馬、特に母父が欧州で主流のノーザンダンサー系になってしまうと、中央では才能をフルに発揮するのは難しくなります。

今年の英ダービーを制したゴールデンホーンも父がミスプロ系で母父が欧州型ノーザンダンサー系。この組み合わせは欧州では主流ですが、中央コースの芝では厳しいでしょう。

そうした血統が、突然才能を開花させて穴を出すのが函館の芝です。

14年7月6日の立待岬特別。勝ち馬はスイートドーナッツ。単勝は46倍。HPで公開している予想では同馬を本命に。2着が8番手評価、3着が3番手評価。3連単は134万馬券でした。

スイートドーナッツの父はミスプロ系のスウェプトオーヴァーボード。母父は欧州型ノーザンダンサー系、サドラーズウェルズ系のサンライズテナンゴ。

基礎的な話になりますが、函館の芝は洋芝。さらに路盤は水分を含みやすい構造。最も欧州の芝に近い馬場で行われる競馬場です。よって函館芝は中央の主流コースに比べ、欧州で活躍する血統、配合の馬が走りやすくなります。大きなくくりで言えば、スイートドーナッツは今年の英ダービー馬と同じ父系、母父系。よって、欧州に近い函館の芝でパフォーマンスを上げるわけです。

同じく函館芝1200メートルで行われた昨年の函館スプリントS。6人気で2着(複勝860円)のローブティサージュを本命に。父はミスプロ系のウォーエンブレム。母父は欧州型ノーザンダンサー系、サドラーズウェルズ系のシングスピール。つまりスイートドーナッツと同じく欧州型ノーザンダンサー系とミスプロ系の組み合わせを買っているだけなのです。

今年の出走予定馬ティーハーフは父がミスプロ系のストーミングホーム。母父が欧州型ノーザンダンサー系のグリーンデザート(今年の英ダービー馬も父はグリーンデザート系)。兄は洋芝の芝1200メートルG1香港カップを勝利したラッキーナイン。前走までの路盤は「野芝」、今度は路盤が「洋芝」、前走以上に走りやすい舞台への出走です。


◆プロフィール 亀谷敬正(かめたに・たかまさ)テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA/エンターブレイン)が好評発売中。