[亀谷敬正の競馬予想ブログ]亀谷敬正の一攫千金穴馬ドリル「ハーツ産駒3頭は買いのパターン!」

いわゆる「馬券（競馬）格言」は、何度も言い続けられることに意義があります。当たり続けているから、何度でも言い続けられるのです。

他にも「言い続けないと定着しない」「言い続けていないと、いつの間にか他の人が考えたことになる（苦笑）」「前から格言を知っている人ほど、何度もおいしい思いを経験しているわけだから、何度振り返っても喜んでもらえる」などもありますね。

さて、もう2年以上前から言い続けているハーツクライ産駒の馬券格言があります。

それは「重賞のハーツクライ産駒は1人気の信頼度は低いが、人気落ちで期待値が上がる」というもの。2年近く前に発行された拙著にも書いていますが、現在もハーツクライ産駒の1人気は的中率、回収率ともに水準以下。

一方で、人気が下がると期待値は上昇します。6～10人気は買い続けるだけでプラス収支です。

もちろん、馬が人気を読めるわけはありません。ただ、戦歴（馬柱）を一般的に見れば明らかに格上の状況（つまり1人気）で、自身が出走する状況より、実績的には格上の相手がいるレースのほうが力を出しやすい馬はいます。

そうした馬の傾向は、血統の影響が大きいこともデータで証明されています。

宝塚記念にはハーツクライ産駒が3頭エントリー。今年の宝塚記念はゴールドシップの1人気が、ほぼ確定。であればハーツクライ産駒は買いのパターンに該当します。

なお、ヌーヴォレコルトとワンアンドオンリーは2年前に出した単行本「血統ビーム黄金ガイド」発行当時には重賞にも出走していませんでしたが、その後、単行本で書いた格言どおりに走っています。

ヌーヴォレコルトは1人気に支持された3回は全て敗退。重賞3勝は全て2人気以下です。唯一、馬券圏外に消えたのも、1人気のヴィクトリアマイルでした。

ワンアンドオンリーも2人気以下で出走した重賞レースで2勝3連対。単勝回収率275%。2頭ともに、日本の芝では重い芝のほうが走るタイプ。宝塚記念は適性面でもハーツクライ産駒には買いのレースコースです。

◆プロフィール 亀谷敬正（かめたに・たかまさ）テレビ、専門誌などでカリスマ的人気の若手血統馬券師。HPはhttp://www.k-beam.com 推奨レース、期待値の高いデータ満載の出走表も配信中。近著「重賞ビーム2015」(KADOKAWA／エンターブレイン)が好評発売中。