新宿歌舞伎町に風俗ボッタクリが急増している!「本番を匂わせダマし「手コキで8万円」請求のケースも」 ツイート 2015/09/18 今年に入って幾度も新宿・歌舞伎町の飲み屋での悪質な「ぼったくり」を追及してきた。警察がようやく重い腰を上げたことで激減し、これで安心して遊べると思ったのもつかの間、今度は風俗店の料金トラブルが急増していた。 「これまででいちばん悲しい射精でした‥‥」 被害者の男性Aさん(36)は悔しさに肩を震わせ、こう述懐する。被害額は手コキだけで8万6000円。風俗の呼び込みを信用したことで、給料の約3分の1を支払うハメになったと歯ぎしりするのだった─。 日本最大の歓楽街・歌舞伎町では、今年になってキャバクラなど飲食店のぼったくりが多発。交番の前では、ぼったくり店の店員と被害客の口論が毎夜の光景となっていた。5月下旬になって警察はようやく「民事不介入」の原則から一転、恐喝や強要などの容疑で摘発に踏み切るようになったのだ。「歌舞伎町ぼったくり被害相談室」を設ける青島克行弁護士が、「眠らない町」の変化を語る。 「毎日鳴っていた相談の電話は、6月以降はほぼなくなりました。その一方で、風俗の“ぼったくり”被害が目立つようになった。悪質な飲食店のケースと違うのは、風俗で料金トラブルに巻き込まれると、強烈な羞恥心から、とても人には言えないと泣き寝入りすることになりがちです。実際の相談件数より被害は多いと思います」 冒頭のAさんもこの夏、歌舞伎町で被害にあった。飲んだ帰りに「花道通り」を歩いていると、呼び込みの男が近寄ってきて、こう話しかけてきたという。 「人気風俗店の○○って知っていますか? その系列の店長と仲よくて、特別に20代前半で評判のいい女の子たちを紹介できますよ」 相手の丁寧な物腰に怪しいと疑うこともなく、女性が写った5枚の写真を見せられて指名。Aさんは道端で3万円を払った。 「では、こちらに」 案内されたのは、古びたレンタルルーム。部屋でシャワーを浴びて待っていたら、店の従業員を名乗るコワモテの男が2人入ってきたと、Aさんはこう話す。 「2時間本番アリで4万円、女の子の交通費1万円、プレイルーム代6000円を請求された。『プレイ代はさっき呼び込みに払った』と主張しても、『そんな男は知らない』の一点張り。ダマされたと思っても後の祭りです。脱いだ服の前に従業員が立っているので、逃げることもできませんでした」 怖くなったAさんがしぶしぶ金を払うと、男たちと入れ代わって、写真とは別人の50代の女が部屋に来た。前出・Aさんが続ける。 「恐怖で萎えて勃たなかったので帰ろうとしたら、女が携帯電話で従業員を呼び出しました。さっきの2人組が来て、『イクまで遊んでいけ。女のプライドを傷つけるな』と言われて‥‥。結局、本番もなく、手コキでむなしく発射しました」 前出・青島弁護士は風俗ぼったくりの実態についてこう話す。 「最後まで性的サービスを受けたことで、被害者が後ろめたい気持ちになり、警察や弁護士に相談しにくい心理状況を作るのです。警察に行ったとしても、『被害にあった証拠を証明できるのか』と問われ、こちらの味方にはなってくれません」 歌舞伎町では、ぼったくり以外にも風俗エステでこんな被害が出ている。風俗事情に詳しいライターの吉岡幸二氏は言う。 「アジア系の回春マッサージで、プレイ中に携帯電話を盗まれるケースが増えています。気づいてから店に戻っても、『落ちていなかった』と冷たく言われ、取り合ってくれません。中国では日本の携帯電話が高値で売れるので、横流しをして稼いでいます」 歌舞伎町で被害にあわないための最善策について、前出の青島弁護士はこう警鐘を鳴らす。 「呼び込みについていく前に、その場でスマホで安心して遊べる店か調べること。ネットには、ぼったくりで利用されるレンタルルームの場所や呼び込みの危険性など、正しい情報が書かれています。被害者の多くは、その確認を怠ってしまうのです」 シルバーウイークで遊びに来た時は、カモにされ“ヌキ寝入り”しないように。 タグ: 新宿,歌舞伎町,風俗,ボッタクリ エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [静岡県] [和歌山県] [静岡県] [栃木県] [韓国] [徳島県] [東京都] [福島県] [愛媛県] [徳島県]
今年に入って幾度も新宿・歌舞伎町の飲み屋での悪質な「ぼったくり」を追及してきた。警察がようやく重い腰を上げたことで激減し、これで安心して遊べると思ったのもつかの間、今度は風俗店の料金トラブルが急増していた。
「これまででいちばん悲しい射精でした‥‥」
被害者の男性Aさん(36)は悔しさに肩を震わせ、こう述懐する。被害額は手コキだけで8万6000円。風俗の呼び込みを信用したことで、給料の約3分の1を支払うハメになったと歯ぎしりするのだった─。
日本最大の歓楽街・歌舞伎町では、今年になってキャバクラなど飲食店のぼったくりが多発。交番の前では、ぼったくり店の店員と被害客の口論が毎夜の光景となっていた。5月下旬になって警察はようやく「民事不介入」の原則から一転、恐喝や強要などの容疑で摘発に踏み切るようになったのだ。「歌舞伎町ぼったくり被害相談室」を設ける青島克行弁護士が、「眠らない町」の変化を語る。
「毎日鳴っていた相談の電話は、6月以降はほぼなくなりました。その一方で、風俗の“ぼったくり”被害が目立つようになった。悪質な飲食店のケースと違うのは、風俗で料金トラブルに巻き込まれると、強烈な羞恥心から、とても人には言えないと泣き寝入りすることになりがちです。実際の相談件数より被害は多いと思います」
冒頭のAさんもこの夏、歌舞伎町で被害にあった。飲んだ帰りに「花道通り」を歩いていると、呼び込みの男が近寄ってきて、こう話しかけてきたという。
「人気風俗店の○○って知っていますか? その系列の店長と仲よくて、特別に20代前半で評判のいい女の子たちを紹介できますよ」
相手の丁寧な物腰に怪しいと疑うこともなく、女性が写った5枚の写真を見せられて指名。Aさんは道端で3万円を払った。
「では、こちらに」
案内されたのは、古びたレンタルルーム。部屋でシャワーを浴びて待っていたら、店の従業員を名乗るコワモテの男が2人入ってきたと、Aさんはこう話す。
「2時間本番アリで4万円、女の子の交通費1万円、プレイルーム代6000円を請求された。『プレイ代はさっき呼び込みに払った』と主張しても、『そんな男は知らない』の一点張り。ダマされたと思っても後の祭りです。脱いだ服の前に従業員が立っているので、逃げることもできませんでした」
怖くなったAさんがしぶしぶ金を払うと、男たちと入れ代わって、写真とは別人の50代の女が部屋に来た。前出・Aさんが続ける。
「恐怖で萎えて勃たなかったので帰ろうとしたら、女が携帯電話で従業員を呼び出しました。さっきの2人組が来て、『イクまで遊んでいけ。女のプライドを傷つけるな』と言われて‥‥。結局、本番もなく、手コキでむなしく発射しました」
前出・青島弁護士は風俗ぼったくりの実態についてこう話す。
「最後まで性的サービスを受けたことで、被害者が後ろめたい気持ちになり、警察や弁護士に相談しにくい心理状況を作るのです。警察に行ったとしても、『被害にあった証拠を証明できるのか』と問われ、こちらの味方にはなってくれません」
歌舞伎町では、ぼったくり以外にも風俗エステでこんな被害が出ている。風俗事情に詳しいライターの吉岡幸二氏は言う。
「アジア系の回春マッサージで、プレイ中に携帯電話を盗まれるケースが増えています。気づいてから店に戻っても、『落ちていなかった』と冷たく言われ、取り合ってくれません。中国では日本の携帯電話が高値で売れるので、横流しをして稼いでいます」
歌舞伎町で被害にあわないための最善策について、前出の青島弁護士はこう警鐘を鳴らす。
「呼び込みについていく前に、その場でスマホで安心して遊べる店か調べること。ネットには、ぼったくりで利用されるレンタルルームの場所や呼び込みの危険性など、正しい情報が書かれています。被害者の多くは、その確認を怠ってしまうのです」
シルバーウイークで遊びに来た時は、カモにされ“ヌキ寝入り”しないように。