[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「7年連続｢前走1着馬｣が優勝中」

今週末12月20日のWIN5は、阪神の2鞍がポイントになりそうです。

WIN2のベテルギウスSは距離適性に注目したいレース。前年か同年に中央場所、かつ1900メートル以上のレースで3着以内となった経験のない馬は〈0 0 0 16〉と好走例がありません。傾向からも、ダ1800メートル以下を主戦場としてきた馬が上位人気に推されるようであれば、思い切って伏兵を狙うべきでしょう。

WIN5の朝日杯FSは、直近のレースぶりを素直に評価したい一戦。08年以降の優勝馬7頭は、いずれも前走で優勝を果たしていました。なお、前走がJRAの重賞ではない馬の場合、その前走で2位入線馬に0.2秒以上のタイム差をつけていることが優勝争いの条件と言えます。

一方、前走がJRAの重賞だった馬のうち、その前走で5着以下だった馬は08年以降〈0 1 0 23〉。2～4着馬も〈0 3 1 16〉と、あまり信頼できません。

さらに、前走がJRAのレース、かつ前走の上がり3ハロンタイムが出走メンバー中6位以下だった馬は08年以降〈0 1 0 30〉。昨年から施行コースが阪神芝・外1600メートルに替わりましたし、ますます“末脚”の重要度が上がりそうです。

特別登録を行った馬のうち、これらの傾向から強調できるのはエアスピネル、ショウナンライズ、ツーエムレジェンド、ボールライトニング、リオンディーズの5頭だけ。前走も1600メートルのレースだった馬が4年連続で優勝していることを考えると、最有力候補はエアスピネルでしょう。5レース目、かつ、この馬に人気が集中しそうですから、WIN5はエアスピネルの1頭勝負とし、4レース目を突破したあとに他馬の単勝を買って“保険”とするのが得策だと思います。

◆プロフィール 伊吹雅也（いぶき・まさや）「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊｢ウルトラ回収率2015－2016｣（ガイドワークス）が好評発売中。