[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ショウナンPとキタサンBの争い」

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ショウナンPとキタサンBの争い」

2015/12/24

[伊吹雅也の競馬予想ブログ]伊吹雅也の2億円馬券研究所「ショウナンPとキタサンBの争い」

有馬記念当日の12月27日は変則的な発走スケジュール。WIN5の発売締切時刻は13時50分となる予定ですのでご注意ください。

WIN3はホープフルS。ラジオNIKKEI杯2歳Sとして施行されていた13年以前を含め、基本的には前走好走馬が強いレースです。また、今年はアドマイヤエイカン、ブレイブスマッシュ、ロードクエストといった重賞ウイナーが出走を予定しているように、例年よりも豪華なメンバー構成となりそう。新馬や未勝利を勝ち上がったばかりという馬も苦戦必至でしょう。

もっとも、同年10月以降にJRA、かつ芝1800メートル以上のレースで連対経験がない馬は08年以降〈0 1 2 28〉。前出の3頭はこの条件をクリアしていないので、バティスティーニ、ブラックスピネル、プランスシャルマンあたりを重視すべきだと思います。

WIN5の有馬記念はフレッシュな馬に注目したい一戦。10年以降の傾向を見ると、通算出走回数が21戦以上の馬は〈0 0 1 27〉と苦戦していました。

また「同年のJRA、かつ2000~2200メートル、かつ牝馬限定競走を除くG1かG2」で3着以内となった経験がない馬は〈0 0 1 34〉。今回よりもやや短い距離のレースを得意としている馬が優勢です。

さらに「前年か同年、かつ中山か阪神か(12年以降の)中京、かつ2000~2400メートルのG1かG2」で3着以内となった経験がない馬も〈0 0 1 29〉と不振。ゴール前の直線に急坂があるコースへの適性を問われるレースと言えるでしょう。

特別登録を行った馬のうち、これらの条件を全てクリアしているのはキタサンブラック、ショウナンパンドラの2頭だけ。傾向からも、枠順不問で中心視していいと思います。


◆プロフィール 伊吹雅也(いぶき・まさや)「JRAホームページ」「グリーンチャンネル」ほか、さまざまなメディアに活躍の場を広げている新進気鋭の競馬評論家。新刊「ウルトラ回収率2015-2016」(ガイドワークス)が好評発売中。