「飛田新地100周年」で共同管理者が「色街の今」を激白! vol.2 「中国の女性はフェラしない」 ツイート 2016/08/12 元飛田新地の料亭経営者で、その後、スカウトマンを務めていた杉坂圭介氏が、共同管理者として5年ぶりに現場復帰の体験を記した「飛田をめざす者」(徳間書店)が発刊された。不況下の飛田で、通称〝ババア通り〟と呼ばれる通りの熟女店経営を任された杉坂氏。新たなターゲットとして中国人観光客の獲得に挑む姿と、それを支える女性たちの人間模様が交錯する。今年100周年を迎えた、飛田の知られざる近況が赤裸々に─。 中国人の接客は、若い子より熟女のほうが、説得しやすいと思われがちだが、逆なのだという。以前、オーナーを務めていた店にいたような若いイケイケの子は、後先考えずに金儲けに走るから「何でもOK」となる。だが、年を重ねた女性は、経験を積んでいる分、慎重になるのだ。そのため、稼ぎ頭の熟女は、まったく聞く耳を持たない。 幸い、新しく入店してきた女の子たちは、外国人に対する偏見が薄かったこともあって、中国人観光客の受け入れに取り組んだ。 風俗に詳しい専門家に話を聞くと、東京オリンピックを控えた東京の風俗では、SNSが外国人観光客の取り込みにいちばん効果を発揮しているという。だが、飛田はホームページ作成が禁止されている。では、どうしたのか─。 「専門家の方には、『中国の女性はあまりフェラをしないから、それが日本のソープ人気の要因となっている』とアドバイスされました。でも、まさか、オバちゃんに、『口でするよ』とか、言わせるわけにはいかないですからね(笑)。5〜6年前まで、飛田に遊びに来ていた中国人は富裕層だけで、金に糸目をつけなかった。でも最近の〝爆買い〟のためにやって来た中国人は、お金にシビア。彼らは3〜4人のグループで、興味深そうに、店の中をのぞき込んでくる。でも絶対に全員では上がらない。 だから、率先して仲間を引っ張ってきたらしい男をおだて、2階に上がらせたんです。それでお国に帰ったら『飛田には、中国人を熱烈歓迎する店があるって、ネットに書いて』とか、飛田の地図を持っていたら『これが高速道路、ハイウェイで、この近く、ニアー、ニアー』って、お店の場所に印を付けたりして」 すると、次の日に別の中国人が訪れたり、店の名前を知っている中国人が来るようになったり、徐々に効果が見え始めた。とはいえ、ここでまた問題発生。今度はオバちゃんのほうが、中国人にどう接していいのか要領をつかめなかったのだ。 「中国の人、ほら、きれいでしょ? こっち来て、こっち来て、ほら、お兄さ〜ん」 最初の頃は、そんな調子。日本人に対するのと同じやり方だったのだ。でも、さすがにそれだと、引いてしまう。 「オバちゃん、もうちょっと、ソフトなほうが、ええんやないの?」 「ソフト? ‥‥ウエルカム、チャイニ〜ズ」 「それもちゃうね。『中国の人でも問題ありません』『ステキなサービスが待っています』『最初に支払ったお金以上はかかりません』 そういうのが、うまく伝わると、ええと思うわ」 「マスター、それ、どないせい、言うの」 一方で、〝爆買い〟の中国人観光客は、性欲処理というより、日本人女性との旅の思い出作りとの思いが強いので、特に現場で大きなトラブルも起きなかった タグ: 飛田新地 エリア選択 北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 茨城 栃木 群馬 埼玉 千葉 東京 神奈川 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 三重 滋賀 京都 大阪 兵庫 奈良 和歌山 鳥取 島根 岡山 広島 山口 徳島 香川 愛媛 高知 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄 韓国 [岩手県] [高知県] [愛知県] [宮城県] [沖縄県] [奈良県] [栃木県] [栃木県] [高知県] [長野県]
元飛田新地の料亭経営者で、その後、スカウトマンを務めていた杉坂圭介氏が、共同管理者として5年ぶりに現場復帰の体験を記した「飛田をめざす者」(徳間書店)が発刊された。不況下の飛田で、通称〝ババア通り〟と呼ばれる通りの熟女店経営を任された杉坂氏。新たなターゲットとして中国人観光客の獲得に挑む姿と、それを支える女性たちの人間模様が交錯する。今年100周年を迎えた、飛田の知られざる近況が赤裸々に─。
中国人の接客は、若い子より熟女のほうが、説得しやすいと思われがちだが、逆なのだという。以前、オーナーを務めていた店にいたような若いイケイケの子は、後先考えずに金儲けに走るから「何でもOK」となる。だが、年を重ねた女性は、経験を積んでいる分、慎重になるのだ。そのため、稼ぎ頭の熟女は、まったく聞く耳を持たない。
幸い、新しく入店してきた女の子たちは、外国人に対する偏見が薄かったこともあって、中国人観光客の受け入れに取り組んだ。
風俗に詳しい専門家に話を聞くと、東京オリンピックを控えた東京の風俗では、SNSが外国人観光客の取り込みにいちばん効果を発揮しているという。だが、飛田はホームページ作成が禁止されている。では、どうしたのか─。
「専門家の方には、『中国の女性はあまりフェラをしないから、それが日本のソープ人気の要因となっている』とアドバイスされました。でも、まさか、オバちゃんに、『口でするよ』とか、言わせるわけにはいかないですからね(笑)。5〜6年前まで、飛田に遊びに来ていた中国人は富裕層だけで、金に糸目をつけなかった。でも最近の〝爆買い〟のためにやって来た中国人は、お金にシビア。彼らは3〜4人のグループで、興味深そうに、店の中をのぞき込んでくる。でも絶対に全員では上がらない。
だから、率先して仲間を引っ張ってきたらしい男をおだて、2階に上がらせたんです。それでお国に帰ったら『飛田には、中国人を熱烈歓迎する店があるって、ネットに書いて』とか、飛田の地図を持っていたら『これが高速道路、ハイウェイで、この近く、ニアー、ニアー』って、お店の場所に印を付けたりして」
すると、次の日に別の中国人が訪れたり、店の名前を知っている中国人が来るようになったり、徐々に効果が見え始めた。とはいえ、ここでまた問題発生。今度はオバちゃんのほうが、中国人にどう接していいのか要領をつかめなかったのだ。
「中国の人、ほら、きれいでしょ? こっち来て、こっち来て、ほら、お兄さ〜ん」
最初の頃は、そんな調子。日本人に対するのと同じやり方だったのだ。でも、さすがにそれだと、引いてしまう。
「オバちゃん、もうちょっと、ソフトなほうが、ええんやないの?」
「ソフト? ‥‥ウエルカム、チャイニ〜ズ」
「それもちゃうね。『中国の人でも問題ありません』『ステキなサービスが待っています』『最初に支払ったお金以上はかかりません』
そういうのが、うまく伝わると、ええと思うわ」
「マスター、それ、どないせい、言うの」
一方で、〝爆買い〟の中国人観光客は、性欲処理というより、日本人女性との旅の思い出作りとの思いが強いので、特に現場で大きなトラブルも起きなかった