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「飛田新地100周年」で共同管理者が「色街の今」を激白! vol.3 「37歳の元CAが外国人接客」 | アサ芸風俗

「飛田新地100周年」で共同管理者が「色街の今」を激白! vol.3 「37歳の元CAが外国人接客」

「飛田新地100周年」で共同管理者が「色街の今」を激白! vol.3 「37歳の元CAが外国人接客」

2016/08/13

「飛田新地100周年」で共同管理者が「色街の今」を激白!  vol.3 「37歳の元CAが外国人接客」

元飛田新地の料亭経営者で、その後、スカウトマンを務めていた杉坂圭介氏が、共同管理者として5年ぶりに現場復帰の体験を記した「飛田をめざす者」(徳間書店)が発刊された。不況下の飛田で、通称〝ババア通り〟と呼ばれる通りの熟女店経営を任された杉坂氏。新たなターゲットとして中国人観光客の獲得に挑む姿と、それを支える女性たちの人間模様が交錯する。今年100周年を迎えた、飛田の知られざる近況が赤裸々に─。

 

そんな時に面接にやって来たのが、元CA、国際線の客室乗務員をしていた女性だった。NHK総合テレビの「探偵バクモン」が昨年9月に飛田を取り上げたのを見たことがきっかけだという、離婚して間もない37歳。
「彼女が、インバウンドビジネスの秘密兵器になりました。元CAと聞いてビックリしましたが、賢い女性のほうが割り切りが早いですから。彼女が、TwitterとかLINEに英語で『Tobita Now』みたいなメッセージを書いてくれました。中国人は、英語できる人が多いから反応がよかった。そうすると中国だけでなく、アメリカ、イギリス、台湾、韓国、シンガポールとさまざまな国の人が来るようになったので、さらにオバちゃんが、大慌てです。それまで、誰でも『ウエルカム、チャイニ〜ズ』としか言ってなかったから『あれ、どこの国の人や?』って、女の子に聞いたりして」

コンスタントに外国人が上がるようになると、それまでなかったトラブルも生まれてきた。胸をワシづかみにしたり、いきなり下腹部に指を入れてきたりと。年配者で多いのは、玄関で「スキン付きですよ」と説明しているのに、実戦でうまく反応しないと、「生じゃないと勃たない」と言ってくる。
「女の子には『それは絶対無理』と断らせて、しつこかったら、下に降りてきてかまわないと伝えました。乱暴されそうになったら、大声を出せと。実際、声を出さなくても、にらみつければ、すぐシュンとなりますよ。異国ですから、彼らも『怖い人が出てくるのでは』とか警戒しているので。

そんなトラブルもありましたけど、姉系店に限らず、飛田はもう中国人を受け入れないといけない状況です。復帰して、それを実感しました。いつまで続くかわからないですけど、インバウンドと言われている時代の中で、中国人、外国人を取り入れるための対応をせねばならないのは、次の100年に向けた飛田の課題でしょう」

現在は、和歌山に戻って闘病中の奥さんを支えている杉坂氏。半年間の現場復帰を振り返って、最も印象に残っているのは、「中国人観光客の中には、若い子の店でなく、熟女の店を探しに来る男性も少なくなかったこと」だという。

接客した女の子に聞くと、中国でも、日本の風俗情報をネットなどで熱心に調べ、飛田に興味津々な男性がとても多く、彼らの中には、若い子の店はサービスが悪いという情報も流れているというのだ。
「確かに、1万円払っても10分、15分程度で追い出されてしまう若い子の店では旅の思い出にならない。熟女店なら、1万円払えば30分いられて、言葉は通じなくても、意思の疎通ができる。それは中国人だけでなく、日本人も一緒。癒やしを求めているのでしょうが、『家に帰っても妻との会話がないから』って、お酒を持って60分遊びに来たりする人がいるんです。熟女店の経営をやってみて感じたのは、やはり本来の飛田での遊びを満喫したいという方は姉系の通りに来ます。『ゆっくり遊んでもらい、情緒があって、納得して帰ってもらう』を手軽に体験できるのは、こちらの通り。そのことをあらためて、教わりました」

次の100年に向けては、ベルトコンベア式にただ放出させるだけでなく、親身なコミュニケーションをうまくアピールしていくことも大切だと強調する杉坂氏。著書では、

〈「遊郭の風情を後世に伝えていくことも飛田の役目」だとするなら、それは姉系通りにある店の役目。これからも、色街の情緒を守っていってほしいものです〉

と締めくくっている。


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